◆第108回全国高校野球選手権 茨城大会 ▽1回戦 四谷学院7―0つくば秀英=8回コールド=(5日・笠間市民球場)

 創部1年目の四谷学院は、一昨年準優勝のつくば秀英との初戦を7―0で制し、2回戦進出を決めた。打線が10安打7得点とつながり、投げてはエース松本颯志(1年)が6回6安打6四球ながら、粘りの投球で本塁を踏ませなかった。

 ルーキーたちが歴史を創る第一歩を踏み出した。曇り空の隙間から太陽光が差し込むグラウンドで、この日が初の公式戦となったオール1年生ナインが躍動。初回1死一塁から、「3番・中堅」の小山大地が右中間へ適時二塁打を放ち1点を先制すると、5回、6回に2点ずつ追加。8回にも1点を追加し、6―0で迎えた小山の第5打席。2死一、二塁から右翼へ適時打を放ち勝負を決めた。

 小山はこの日、朝4時半から自主練習。その成果か5打数4安打3打点と大暴れとなった。初の公式戦に「緊張した」と、初々しい笑顔を見せたが、堂々と役割を務めてみせた。

 選手15人全員が1年生ながら「甲子園優勝」を目標に掲げる四谷学院。率いるのは日本ハムで教育ディレクターを務め、斎藤佑樹大谷翔平らとも時間をともにした経験を持つ本村幸雄監督。大事な初戦をとり、「安心した。周りに助けられて進んできたので、感謝の気持ちでいっぱいです」と、ほっとした表情で語った。

 次戦は一昨年の代表校・霞ケ浦。格上との戦いが続くが、「僅差の試合になると思う。チャンスで一本打って勝てるように、ミスを少なくやりたい」と、拳を握った小山。新設校の物語が今日始まった。

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