◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント2回戦 パラグアイ―フランス(フィラデルフィア競技場)
FIFAランク3位のフランスは同41のパラグアイと対戦。フランスの主将で、エースのFWエムバペが2試合連続得点で7得点に伸ばし、再びメッシに並んで得点ランキングトップタイに浮上した。
前半から厳しくマークされていらだちを見せ、ファウルをされて相手を突き飛ばして激高し、両チームが一触即発の雰囲気になる場面もあった。後半も相手の際どいプレーに苦しめられていたが、途中出場のドゥエがエリア内で倒された場面がノーファウルからVARでPKに判定が覆った。最初はデンベレがボールを持っていたが、エムバペがキッカーを務めてゴールを決めた。
今大会は開幕から好調で、1次リーグ初戦から2戦連続で2得点を記録し、決勝トーナメント1回戦のスウェーデン戦でも2ゴール。W杯通算18得点とし、今大会まで歴代最多得点記録保持者だった元ドイツ代表のクローゼ氏を抜いて、歴代単独2位に浮上し、メッシの20点まで残り1点に迫った。
エムバペは、18年ロシア大会で4得点、22年カタール大会では決勝・アルゼンチン戦のハットトリックを含む8得点を挙げ、計12得点。前回大会の得点王は27歳にして既にレジェンド級の数字を積み上げており、今後もただその数字を伸ばしていくだけだ。
24年にパリSGからRマドリードに移籍。今や市場価値1億8000万ユーロ(約335億円)を誇る世界最高のアタッカーだ。圧巻のスピードは人類最強クラスで、スプリント時に時速38キロを記録したとの逸話もあるほど。変幻自在のドリブル、強烈なミドルシュート、高い得点力など、世界屈指のスキルでゴールに迫る。
過去の所属クラブでは、すでに18ものトロフィーを掲げている。15年12月にプロデビューを飾ったモナコで2度、パリSGでフランスリーグ6連覇を含めて14度、Rマドリードでは2度のタイトルを手にした。代表では16年のU―19欧州選手権、18年ロシアW杯、21年欧州ネーションズリーグで優勝。カタールW杯で得点王(8点)に輝いており、個人タイトルも手にしている。
19歳で初出場したロシアW杯からフランスの背番号10を背負った。プラティニ、ジダン、ベンゼマらに続き8代目。23年から主将を務めている。エースが先頭に立ち、2大会ぶり3度目の世界一に突き進む。
◆W杯得点ランキング(フランス―パラグアイ戦途中時点)
〈1〉7 メッシ(アルゼンチン)、エムバペ(フランス)
〈2〉5 ハーランド(ノルウェー)、ケイン(イングランド)
〈3〉4 デンベレ(フランス)、ビニシウス(ブラジル)、I・サール(セネガル)、オヤルサバル(スペイン)
◆W杯歴代通算得点
(1)20=※メッシ(アルゼンチン)
(2)19=※エムバペ(フランス)
(3)16=クローゼ(ドイツ)
(4)15=ロナウド(ブラジル)
(5)14=ミュラー(西ドイツ)
※現役
◆キリアン・エムバペ 1998年12月20日、フランス・パリ郊外ボンディ出身。27歳。2015年に16歳で仏1部・モナコでデビュー。17年にパリSGに移籍し、フランス代表デビュー。

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