◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント2回戦 モロッコ3―0カナダ(4日、ヒューストン競技場)

 【ヒューストン(米テキサス州)4日=ペン・金川誉】モロッコ(FIFAランキング7位)がカナダ(同30位)を3―0で撃破し、2022年カタール大会に続き、アフリカ勢として初となる2大会連続のベスト8進出を果たした。

 堅い守備で対抗するカナダに対し、モロッコは前半こそ得点を奪えずに苦しんだ。

しかし後半5分、均衡を破ったのは右サイドで得たセットプレーだった。DFハキミのパスに反応したMFウナヒが冷静に流し込み先制。その後はカウンターからチャンスを迎え、同37分にはMFディアスのお膳立てでウナヒがこの日2点目をマーク。終了間際にも再びディアスのラストパスから、途中出場のFWラヒミがダメ押し弾を叩き込み、勝負を決定づけた。

 この試合で2アシストをマークし、勝利の立役者となったRマドリード所属のディアスは「チームに貢献し、仲間の助けになれていることを本当にうれしく思います」と話した。

 スペイン育ちのディアスは、年代別代表を経て、2021年には当時20歳でスペインA代表として1試合(親善試合)に出場した。しかし、その後はスペイン代表から声がかからず、モロッコ出身の父を持つ自身のルーツであるモロッコ代表を選択。出場した試合が公式戦ではなかったため、FIFAのルールで1度のみ認められる代表変更の権利を行使し、24年にモロッコ代表の一員となった。

 モロッコは準々決勝で、フランス対パラグアイ戦(現地4日)の勝者と激突する。カタール大会準決勝で敗れたフランスとの再戦となれば雪辱の舞台となるが、ディアスは冷静だ。「私はリベンジ、という言葉について話すことは好きではありません。謙虚でいたいと思っているからです。

最も重要なことは、我々が準々決勝に進んだこと。フランスとパラグアイの試合がどうなるかを見て、それから次の試合に集中します」。

 自らの決断が間違っていなかったことを証明するため、さらなる高みを目指す。

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