7月5日の小倉8R・3歳上1勝クラス(芝2000メートル=10頭立て)で、サトノアイボリー(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)の手綱を執った、ジェイソン・コレット騎手(35)=ニュージーランド出身、オーストラリア拠点=が、通算5戦目の騎乗でJRA初勝利を挙げた。勝ち時計は2分1秒0(重)。

 3番枠からゆったりとポジションを取り、道中は2、3番手を追走。直線でスムーズに外へ切り替えると、グングンと脚を伸ばし、3/4馬身差で勝利をつかんだ。鞍上は「JRAで1勝できたことをとてもうれしく思っています。たくさんの方々の前で勝つことが出来て本当にうれしいですし、応援してくださってありがとうございます。またこれからも勝てるように頑張りたいと思います」と満面の笑みを見せた。

 5年ほど前から日本での騎乗機会を楽しみにしていたという豪州拠点のG1・9勝ジョッキー。「乗りに行きたいと思っていたので、今年この夢が実現してとてもうれしいです。日本競馬は馬のレベル、ジョッキーのレベル、そして調教師の先生方のレベルもとても高いので、JRAのレースに乗れることをとてもうれしく思います」と、ほほえんだ。

 身元引き受け調教師を務める杉山晴紀調教師にとっても、メモリアルな1勝となった。この勝利でJRA通算400勝目。中内田充正調教師が24年4月6日の阪神10Rで達成した10年1か月6日を更新する、史上最速の9年8か月15日での大台達成となった。「2016年10月のスタートから10年弱、今日までお世話になったオーナー、生産者、育成牧場、騎手、すべての関係者のご理解とご協力、そしてご支援のおかげで400勝を達成することが出来ました。

改めましてこの場をお借りして感謝申し上げます。日々馬に対して真摯に向き合うこと。開業から一貫してやってきたことが少しずつですが実になってきたのかもしれません。これからもスタッフと共に、強い馬づくりの道を邁進していく所存です。ファンの皆様、杉山晴紀厩舎の管理場への熱い応援を、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします」。

 レース後、検量室前ではじける笑顔で固い握手をかわした2人。「先ほど勝たせていただいたレベルの高い馬にたくさん乗らせていただけることを期待していますし、重賞でも勝つチャンスがある馬に乗れることを期待しています」と、締めくくったコレット騎手。

 G1・9勝の名トレーナーと新章誕生の予感だ。

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