世界最大の規模を誇る競馬組織「クールモア」の米国拠点であるクールモア・アメリカは7月24日、ダートG1を3度勝ったジャーナリズム(牡4歳、米国・マイケル・マッカーシー厩舎、父カーリン)が故障のため、引退することを発表した。今後はケンタッキー州のアシュフォードスタッドで種牡馬となり、種付け料は後に発表される。

 先週、日本時間19日のサンディエゴハンデキャップ・G2(デルマー競馬場、ダート1700メートル=5頭立て)で1年ぶりの勝利を挙げたばかりだった。大きく出遅れながらも外を回って他の4頭をねじ伏せて重賞6勝目となったが、レース後の検査でゲート内で負傷していたことが確認され、将来のことを考慮して引退が決まった。

 アメリカのブラッドホースニュース電子版など複数の競馬メディアは、次走の候補にパシフィッククラシック・米G1(8月22日、デルマー競馬場・ダート2000メートル)を挙げていた。日本から参戦予定のフィンガー、今年のサウジCでフォーエバーヤングに続く2着のナイソスなどとの激突が注目されていたなかで、電撃引退となった。

 米国生まれの同馬は24年10月にデビューし、14戦7勝。昨年の米クラシック3冠レースに皆勤し、2冠目のプリークネスSでは最後の直線で激しく接触する不利がありながらも、体勢を立て直して差し切った。1冠目のケンタッキーダービー、最終3冠目のベルモントSではともに1番人気で2着だった。他のG1は昨年のサンタアニタダービー、ハスケルSで勝った。フォーエバーヤングが制したブリーダーズCクラシックは4着。北米競馬の年度表彰にあたるエクリプス賞でソヴリンティ、フォーエバーヤングとともに、年度代表馬候補にノミネート。ソヴリンティが年度代表馬となったが、米国のダート戦線の主役の1頭として活躍した。

 クールモアのホームページで、マッカーシー調教師は「ジャーナリズムが(最後のレースとなった)デルマーで見せた走りは、真のチャンピオンの証です。

ゲートでけがを負い、あれほどの差をつけられながらも、純粋な精神力と実力だけで勝利を収めたことは、彼のすべてを物語っています。彼の競走馬としてのキャリアがこのような形で終わるのは辛いですが、彼を守ることが私たちの最優先事項であり、彼は最高の状態で種牡馬入りします」とコメントしている。

 また、アシュフォードスタッドのチャーリー・オコナー氏は「ジャーナリズムは競走馬として望む全てを備えていました。並外れた才能、驚異的な安定性、他の馬とは一線を画す良い気性を持っていました。また、世界クラスの血統を持つ傑出した肉体の持ち主。彼がトップクラスの種牡馬になるためのすべての資質を備えていると確信しています」と新たなステージで輝かしいキャリアを歩むことを期待した。

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