上方落語協会の桂文枝最高顧問が14日、上方落語の定席・天満天神繁昌亭が15日に開場20周年を迎えることを記念したお練りを大阪市北区の天神橋筋商店街で行った。

 初代桂春団治が寄席を回るために乗ったという逸話にちなんだ「赤い人力車」で、文枝が天神橋筋六丁目をスタート。

引き手を務めた弟子の桂三語が持ち上げると、乗車した文枝が“落車”しそうになるギャグを披露した。しかし「もっとひっくり返してほしかったんですけど、気ぃ遣ったみたいで」と三語の忖度(そんたく)によってウケがイマイチになったことを反省。83歳の年齢も考慮されたのか、ABCテレビ「新婚さんいらっしゃい!」の先代司会者として培った(?)“横転ギャグ”は封印された。

 文枝から桂春団治、桂福団治と乗り継ぎ、繁昌亭までの約1・6キロを約1時間かけて練り歩いた。買い物客らの歓声に応えた文枝は「(乗り心地?)良かったですねえ。ずっと手ぇ振ってるのがつらかったです」と笑わせた。

 繁昌亭は15日から9日間にわたって文枝プロデュースの特別記念公演を上演する。若手、中堅が活躍する番組を組んでおり「我々の仕事は、次の世代をつくること。20年前の活気を取り戻したい」と意気込んでいた。

編集部おすすめ