◆愛知・名古屋アジア大会 第8日 陸上(26日、名古屋・瑞穂公園陸上競技場発着)

 男子のマラソンが行われ、23年世界選手権ブタペスト大会代表の山下一貴(三菱重工)が、18年ジャカルタ大会の井上大仁以来の金メダルを獲得した。

 スタート時は小雨で気温は23度。

山下が、5キロを2番手で通過し、その後、16人で作る先頭集団の前に出て10キロを31分28秒で通過した。吉田も10キロを31分30秒で通過。大きな集団にしっかり付いている。

 17キロ付近で中国選手が前に出て山下は付いていくが、吉田は徐々に離され先頭から47秒差で通過した。

 20キロ通過は、6人の集団なって山下が3番手につけ1時間2分35秒。吉田は完全に遅れた。

 30キロ。後ろからインドネシア選手が追いつき、先頭は7人に。山下は表情も変わりなく、冷静に先頭を引っ張り1時間34分9秒で通過した。吉田は15位。

 勝負どころの30キロ過ぎたあたりで、山下がギアを上げたが、さらに北朝鮮、インド2人の選手がさらにペースを上げて山下が3番手。一時は離されかけたものの34キロ過ぎに2人で追いつき前に出た。

北朝鮮選手が脱落し、山下がさらにギアを上げ35キロ過ぎにはラストスパート。インド選手も離し、独走態勢をつくった。最後までスピードが衰えることなく、そのまま押し切り2大会ぶりの金メダルを引き寄せた。ゴール後はトレードマークの「一貴スマイル」が弾けた。

 レース後のインタビューでは「先輩方がメダルを取ってきているので、周りからも金メダルという期待がすごく多かったので、金メダルを取ることができて心底ホッとしています。優勝というところを目指していて、すごいプレッシャーがきつかったので、解放されてめちゃくちゃ嬉しいです」と、胸をなで下ろした。

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