【中日】石橋が巨人勢から刺激 阿部2軍監督からは「キャッチングとゲームメイクを教えていただいた」

 中日の石橋康太捕手(19)が17日、阿知羅拓馬投手(27)根尾昂内野手(19)、工藤隆人2軍外野守備走塁コーチ(38)とともに、名古屋市内の球団事務所を訪れ、台湾ウィンターリーグの報告を行った。球団の高卒新人捕手では、2リーグ分裂後初となるスタメンマスクもかぶったホープ。

「結果だけ見ると自分自身すごく悔しい。色んなチームの色んな人の考え方だったり色んな言葉をいただいて、自分の糧にできたんじゃないかなと思います」と振り返った。

 特に印象に残っているのが、球場で顔を合わせた巨人・阿部慎之助2軍監督(40)からの金言だ。「キャッチングとゲームメイクの仕方を教えていただきました」。球界をけん引してきたレジェンドの言葉を受け、「阿部さんが考えていることを全てできるわけではない。色んなことを経験して阿部さんが作り上げてきたものを(アドバイス)いただいた。僕がそれをやってしまったらうまくいかない。それを聞いて工夫していきたい」と“石橋流”にアレンジして来季に生かしていく。

 同じく巨人の村田修一打撃コーチ(38)からは打席での反省の仕方を学んだ。「今まで結果だけを追ってしまうのはあったが反省の仕方が『何で凡打したんだ?』というより、『なんで凡打する前の甘い球を仕留められなかった?』だった。内容の濃さを突き詰めていかなければいけない。すごく印象に残っています」と話した。

 同級生の巨人・山下航汰外野手(19)は今季、イースタン・リーグで首位打者を獲得した。石橋は「それを取るだけの下準備というか考え方というか、準備の段階で他の選手を上回ってる。打席に入るまでの準備の仕方だとか、打撃練習も刺激になったし勉強になった」。その上で「全部が全部、僕のものになるとは思ってない。それが必ずいい方向に導いてくれる。それを元に頑張っていきたい」と締めた。

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