「Diversity オムライス料理教室」調理例
カゴメは4月18日、日本IBMの子育て男性社員を中心とした30名を対象に、「Diversity(ダイバーシティ)オムライス料理教室」を都内で開催した。カゴメは、多様な人材の活用や仕事と生活の両立を図る「ダイバーシティの推進」について、「会社内にとどまらず、家庭から取り組むことが大切」(同社担当者)とする。
講師を務めた同社社員で管理栄養士での金野たかねさんは、同料理教室を開催した背景について、「“オムライス”は、調理を始める方、そしてお子様にも最適な料理です。それは、肉、野菜、卵、ごはんなど、いろいろな食材を使用するとともに、切る、炒める、調味するなどのいろいろな調理法があるので、さまざまな食体験を一度に味わえるメニューだからです」と話す。
そして、「ご家庭で家事をされる男性でも、料理に関してはなかなか奥様には勝てないという方が多い。でも、女性でもオムライスが苦手な方はけっこういらっしゃるので、巻き返しが図れます。カゴメの“基本のオムライス”の作り方を経験していただければ、“得意料理はオムライス”と言えるようになると思います」とした。

「Diversity オムライス料理教室」
日本IBMは、すでにダイバーシティで先進的な取り組みを進めているが、これまでは女性を対象にした活動が多かったという。同社人事担当者は、「今回の料理教室のメインターゲットは、育児をしている世代の男性社員です。最近は、男性の育児に対する意識が高まっていおり、会社としても性別に関わらず、社員の働きやすい働き方や、育児に専念したいというような個人の生活を大切にしています。それにより会社に対するエンゲージメント(信頼感)も高まり、パフォーマンス向上にもつながると考えています。これからも社員の育児をサポートしていきます」と語る。
カゴメは、食品メーカーとして、自社の従業員の家庭内調理の推進に取り組んできた。