コカ・コーラシステムは、「コカ・コーラ」の瓶製品である「瓶コーク」を若年層へ訴求する体験イベント「瓶コーク横丁」を、東京・渋谷に続いて大阪・梅田で開催している。西日本最大の繁華街である大阪・梅田の横丁「お初天神裏参道」(大阪市北区)とコラボレーションし、4月25日から12月31日まで展開する。


「瓶コーク」を最もおいしく飲む方法である「パーフェクトサーブ」を25店舗で提供。一部店舗では、チキンメニューとのセットメニューや、瓶コーク割りのオリジナルドリンクも販売する。
「瓶コーク横丁」が大阪・梅田で開催、最もおいしく飲める“パーフェクトサーブ”を体験
瓶コークとチキンのセットメニュー。「パーフェクトサーブ」が楽しめる
瓶コークとチキンのセットメニュー。「パーフェクトサーブ」が楽しめる
「瓶コーク」は今年で110周年を迎えた。コカ・コーラシステムはこれまで、「瓶コーク」で乾杯することによる体験価値を訴求しており、周年イヤーにあたる今年は、外食チャネルでの飲用訴求を一層強化している。

パーフェクトサーブとは、氷の入った冷たいグラスに瓶コークを注ぎ、コカ・コーラの爽快感や味わいを最大限に楽しむ提供方法。来店客自身が栓抜きで開栓し、定められた方法で注ぐことで、完璧な味わいを体験できる。

4月25日に開催された取材会で、日本コカ・コーラ社 マーケティング本部の脇若英輔ディレクターは、実施背景について次のように説明した。

若年層が「コカ・コーラ」を飲用するシーンのおよそ3分の1は外食であり、外食チャネルを「コカ・コーラ」飲用者の入り口となる重要なチャネルとして位置付け、注力しているという。

脇若ディレクターは、「瓶コーラは、レトロやニューレトロ(ニュートロ)といったトレンドにもマッチしており、当社を象徴するアイコニックな製品でもある。コカ・コーラならではのおいしさ、冷たさ、爽快感、楽しさを瓶コーラでしっかり訴求していきたい」と述べた。

2月に開催した「渋谷横丁」(2月17日~3月2日)では、約3万人が来場。
渋谷横丁のPOSデータによると、前年同期比でソフトドリンク全体の売上は通常時の1・3倍、平均客単価は112円増加した。「コカ・コーラ」の売上は通常時の約5倍、「コカ・コーラゼロ」は約20倍と大きく増加した。
「瓶コーク横丁」が大阪・梅田で開催、最もおいしく飲める“パーフェクトサーブ”を体験
 「瓶コークで乾杯する価値をもっと広げたい」と語る脇若英輔ディレクター
 「瓶コークで乾杯する価値をもっと広げたい」と語る脇若英輔ディレクター
脇若ディレクターは「3万人の方々に瓶コークを注いで楽しんでもらうアクションを通じて、大きな話題とワクワク感を醸成できた。この成功体験を大阪でも実現したい。訪日外国人の多さもあるが、それ以上にローカルの若者が集まる点を期待している」と語った。

「瓶コーク横丁」では、レトロな小道の入り口にネオン型モニュメントを、小道や店内外に赤提灯やポスターを設置し、「コカ・コーラ」一色に装飾している。

「お初天神裏参道」を運営する雲雀ヶ丘土地の吉本幸彦社長は、「以前は少し暗くて入りづらい場所だったが、10年ほど前に新しい形で活性化を図り、女性一人でもふらっと立ち寄れるようにした。賑やかな通りから一歩入ると、ローカルで顔なじみの多い空気感があり、若者も多く訪れている」と話した上で、今回のコラボについての期待を示した。

コカ・コーラシステムは「パーフェクトサーブ」を体験できるキット(グラス・栓抜き・コースター)を全国2万店で展開する予定。

【瓶コーク横丁】▽期間=4月25日~12月31日▽営業時間=17:00~(※店舗ごとに異なる)。▽場所=お初天神裏参道(大阪府大阪市北区曽根崎2-10-10)
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