キリンビールは、酒類領域に新たな事業及び価値創造を実現することが出来る人材の開発を目的に2021年度に実施した社内新規事業提案制度の中から、ウイスキーの熟成とともにユーザーの人生に寄り添うことで、忘れられない乾杯を提供するサービス「人生を共に生きるウイスキー」を採用した。起案者はキリンビールマーケティング部事業創造室・小島亨介氏。


6月6日から開始するクラウドファンディングサービス「Makuake」での応援購入により資金調達を募り、目標金額に到達した場合、事業の本格展開を開始する。

熟成0年時点のウイスキーをユーザーに購入してもらい、その後キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所のウイスキー樽内でその原酒を熟成させる。熟成期間は、20年間とし、その過程で一定期間ごとに熟成途中のウイスキーのサンプルを届けるもの。


人生が移り行く時とともにウイスキーの熟成度合いを体感し、その時にしか味わえない特別な一杯を楽しんでもらう。「Makuake」での応援購入では、2019年から2025年までの原酒の購入が可能。

20年にわたる事業のため、本事業のファンになってもらったユーザーの声を聞きながら、一緒にサービス体験を向上していきたいという思いから、資金調達をクラウドファンディングで行うとしている。

〈酒類飲料日報 5月9日付〉
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