ローソンは7月8日から、カスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」のドレッシングを使用した「できたてBOWL SALAD」をナチュラルローソン茗荷谷駅前店(東京語文京区)で発売している。7月7日、都内でナチュラルローソン中桐崇商品部長らが説明会を行った。


今回の商品はベースとなるサラダに、ゆで卵やスモークサーモンなど9種類のトッピングの中から好きなものを選べる、ローソン初のお店で仕上げるサラダとなっている。トッピング次第でサラダのカスタマイズパターンは1,000通り以上になる。サラダ専門店の味と雰囲気をナチュラルローソンでも楽しめるよう、専用の冷蔵ショーケースを設置し、購入客の目の前で好みの具材を店員がトッピングして提供する。

一人当たりの野菜の消費量は減少傾向にあるが、総務省「家計調査」によると、簡便性や健康志向の高まりから、サラダの消費金額は2010年から約2倍に増加しているという。最近では体調管理などの理由から主食をサラダに置き換える人も増えており、野菜以外の魚肉系が入ったボリュームのあるサラダも注目されている。
ナチュラルローソン、お店で仕上げる「できたてBOWL SALAD」、2種類のベースサラダと9種のトッピングに対応、好みに合わせて1,000通り以上のカスタマイズも
「できたてBOWL SALAD」
「できたてBOWL SALAD」や「サプリサラダ」などの商品
今回のサラダは、カスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」のドレッシングを使用する。同店は2014年に 1号店をオープンし、現在は 34店舗で展開。23種類以上のサラダを販売し、追加トッピングなども含めた平均注文単価は約1,800 円という。

ナチュラルローソンは来年25周年を迎えるにあたり、顧客の価値観の変化に合わせてリブランディングを行う。2001年の1号店オープン以降、女性を中心に「美と健康」のサポートをコンセプトに店内のオーブンで焼き上げる「インストアベーカリー」や「もち麦おにぎり」などの商品を発売してきた。近年、経済的な豊かさのみならず、自分らしさを大切に、身体的、精神的な幸福度を高めることを目指す価値観が広がっている。

このような価値観の変化にあわせて、女性を中心としたブランディングから、自分に合った心身の健康を大切にしているすべての人を応援するブランドに生まれ変わる。
また幸福度が高い人の消費パターン傾向として、自分らしく心身の健康を保つために、日常の何気ない生活の中で自分に合った商品を好みや感覚で選択し購買する傾向があると考え、今回好みで選ぶサラダを発売する。

新たな「野菜や果物を摂りたい」「たんぱく質を摂りたい」など自社設定の8つのテーマに基づく商品開発基準の設定も行う。オリジナル商品は熱量500キロカロリー以下、食塩相当量2.3g以下に統一、添加物についてもナチュラルローソン独自の基準を新たに設けた。
ナチュラルローソン、お店で仕上げる「できたてBOWL SALAD」、2種類のベースサラダと9種のトッピングに対応、好みに合わせて1,000通り以上のカスタマイズも
店舗外観
『ナチュラルローソン』店舗外観
今回の茗荷谷駅前店で検証を実施し、12月までに2,000食の販売を予定。10月までにもう一店舗での実施と今後の拡大を検討していく。
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