日本コカ・コーラは8月4日から、公式アプリ「Coke ON(コークオン)」を活用した「最大4本無料祭り」キャンペーンを開始する。対応自販機での購入者に毎週ドリンクチケットを進呈し、4週間で最大4本分が無料となる仕組み。
開始を前に7月31日、都内で発表会と勉強会を開き、タレントの横澤夏子さんやシソンヌの2人、開発担当者がそれぞれ“自販機との関係”やアプリの仕組みを語った。

「Coke ON 最大4本無料祭り」キャンペーンでは、「Coke ON」アプリを使って全国の対応自販機で商品を購入すると、週に1回、ドリンクチケットが1枚もらえる。対象は、アプリを初めて利用する人、または7月中に自販機購入をしていなかった“しばらくぶり”のユーザー。1週間に1本ずつ、4週連続で購入すれば、最大4枚のチケット(4本分)が無料でもらえる仕組みだ。併せてキャッシュレス決済でスタンプが2倍になる施策や、友達紹介スタンプの増量も実施する。

発表会では、「Coke ON」ユーザーとして横澤夏子さん、シソンヌの長谷川忍さん・じろうさんが登壇し、それぞれが自販機との思い出を語った。

横澤さんは「3児の母としてアクエリアスは家族の定番」と語り、「Coke ONマークを子どもが見つけると“買ってくれるやつだ!”とすぐ教えてくれる」と、日常のなかでの活用シーンを紹介。

長谷川さんは「35歳で初めてコカ・コーラを飲んだ」と遅咲きの「コカ・コーラ」デビューを振り返った。一方、じろうさんは思い出を交えて製品名を紹介した。小学生時代は「コカ・コーラ ライト」、中学生では「ファンタ フルーツパンチ」、高校では「ラクティア」と、人生の中にずっと「コカ・コーラ」があったと語ると、盛り上がった長谷川さんはさらに「アンバサ」や「タブクリア」と、懐かしのドリンク名を連呼した。
コカ・コーラ「Coke ON(コークオン)」最大4本無料、自販機キャンペーンの狙いとは?開発担当者に聞く“お得・便利・楽しい”体験の仕組み
“義彦おじさん"に扮し「Coke ON」初体験に挑戦したじろうさん
“義彦おじさん”に扮し「Coke ON」初体験に挑戦したじろうさん
その後、じろうさんは人気キャラクター“義彦おじさん”に扮して「Coke ON」初体験に挑戦。スワイプで購入できる仕組みに驚きながら、最後のメッセージとして、「お~い!しゃこいもん飲んでるかぁ?、夏だから気ぃつけてぇ。」と独特の訛りで暑さに警鐘を鳴らし、「Coke ONを始めるなら……今じゃないかなぁ?」と語った。

コカ・コーラ「Coke ON(コークオン)」最大4本無料、自販機キャンペーンの狙いとは?開発担当者に聞く“お得・便利・楽しい”体験の仕組み
自販機アプリ「CokeON」のサービスを紹介する遠藤さん
自販機アプリ「CokeON」のサービスを紹介する遠藤さん
発表会に続いて行われた勉強会には、日本コカ・コーラ社ベンディング事業部でCoke ONの開発を担当する遠藤充さんが登壇。「お得・便利・楽しいという3つの要素が、9年続くサービスの基盤」と語った。

遠藤さんによると、Coke ONは2016年にサービスを開始し、現在までに累計6,500万ダウンロードを突破。キャッシュレス決済比率は7割を超えており、Apple PayやPayPayなどの外部サービスに加え、現金チャージが可能な独自電子マネー「Coke ON Wallet」も提供している。

また「アプリを入れるのが面倒」という声に対しては、遠藤氏は「最近ではスマートフォン側でキャッシュレス決済を設定していれば、アプリをインストール後すぐに接続・購入が可能な設計になっている」と説明。自販機と接続後すぐにボタン操作で購入できる機能も導入されており、「操作に不安を感じる人にも使いやすいよう改善を重ねている」と語った。

歩いてスタンプが貯まる「Coke ON Walk」、熱中症指数に応じてスタンプがもらえる“気温連動キャンペーン”などが紹介された。また、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで買った製品のレシートもアプリに登録可能なため、自販機に限らず、日常生活の中で自然にスタンプを貯められる。

遠藤さんは、「スタンプを15個集めると1本無料になるが、キャンペーンによっては実質7本程度で1本もらえることもある」とし、「自販機を使わない人にもアプリが日常の中で役立つ存在になるよう、今後も拡張していきたい」と展望を語った。

8月31日までのキャンペーン期間中は、対象ユーザーが自販機で1本購入するごとに週1枚のドリンクチケットを進呈。最大4本分の無料チケットがもらえる仕組みとなっている。

自販機は、価格改定などの影響で割高に感じられることもあり、市場全体は減少傾向にある。
コカ・コーラは、自販機の“いつでも、すぐに買える”という価値に加え、“お得・便利・楽しさ”を訴求することで、自販機が進化し、価値が向上していることを伝える考えだ。
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