ローソンは8月26日、冷やして食べるチルド商品「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン」2品を、全国のローソン店舗で発売した。近年、夏の長期化や猛暑日が増えていることから、通常の温度で保存する商品を冷やして食べるというニーズが高まっている。


特に冷やしパンは、通常のパンとは違う食感や風味が楽しめることから、専門店が増えるなど、人気を集めている。また、「夏のパン食」に関するインターネット調査では、夏に食べたいパンの1位は“冷たいまま食べられるスイーツのようなパン”で、夏の時期は水分量のあるクリーム、ジャム、フルーツなどが多く含まれるパンが好まれると分析した。

今回、ふわふわ・もちもちとしたブリオッシュ生地の2品を展開する。

「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン(カスタードホイップ)」(税込181円)は、生クリームとバニラシードを入れた、ふんわり・とろける食感のカスタードホイップクリームを使用。
ローソン、暑い時期にぴったりな新作スイーツ冷やしクリームパン2品発売
「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン チョコホイップ(生チョコ入り)」
「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン チョコホイップ(生チョコ入り)」
「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン チョコホイップ(生チョコ入り)」(税込192円)は、生チョコレートを入れた、とろける食感のチョコホイップクリームをたっぷり入れている。

ブリオッシュは、焼き方や原材料の工夫により、しっとり感にこだわっている。

発売前の5月6日から19日、神奈川県の20店舗で行った実験販売では、目標販売個数を2割ほど上回った。他のデザート商品に比べ40代前後の男性の購入が多く、通常スイーツは昼夜間が売れるが、昼間の購入が多いという特徴もあったという。昼食の購入にプラスで購入する顧客も多く、複数個買いも見られた。ベーカリーと他のスイーツの商品の売り上げにも影響がなかったという。
ローソン、暑い時期にぴったりな新作スイーツ冷やしクリームパン2品発売
冷やして食べるチルド商品「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン」
冷やして食べるチルド商品「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン」
8月21日、同社本社で試食会が行われた。商品本部商品コンセプト部シニアマーチャンダイザー清瀬智加氏は、「チルドなのでクリームの美味しさにこだわった。
パン生地も、試作を繰り返して、劣化せずに消費期限4日を維持する。今後名称を変えて、定番商品としての販売を計画している」と説明した。発売2週間で、デザート全体の売り上げは前年比15%増加を見込んでいる。
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