◆8月31日まで東京・代官山で「五感で味わい、未来のおうちカフェ展」実施


ネスレ日本は8月27日、都内で開いた発表会で、ポッド式コーヒーメーカーの新機種「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」を9月2日に発売すると発表した。価格は税込2万2,000円、カラーはクラシックホワイトとミッドナイトブラック。
家電量販店やECで販売する。

同社常務執行役員飲料事業本部長の島川基氏は、「“ドルチェ グスト”を日本に導入した2007年から18年間の中で、一番のイノベーションだ」と述べた。
「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」発売、紙製ポッド×3タイプ抽出で次世代コーヒー提案/ネスレ日本
山敷マネジャー(左)と島川本部長
山敷マネジャー(左)と島川本部長
最大の特徴は、“土に還る”生分解性の専用紙製ポッドを採用したことと、スマート抽出機能を搭載し、1台で高圧エスプレッソ、アメリカーノ、ドリップの3タイプの抽出方法を提供できる点だ。とりわけアメリカーノは、高圧で抽出したエスプレッソに湯を加えてロングカップに仕上げる方式で、苦みが得意でない若年層にも訴求する。ドリップは重力抽出に近い低圧制御、エスプレッソは最大15気圧でクレマの立つ味わいを狙う。

欧州に比べて国内のカプセルコーヒーの普及率は低い。同社は、生分解性ポッドとアメリカーノ対応により、30~40代のファミリー層をターゲットに展開する考えだ。
「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」発売、紙製ポッド×3タイプ抽出で次世代コーヒー提案/ネスレ日本
生分解性の紙製ポッドは約6か月を目安に堆肥できる
生分解性の紙製ポッド(左)は約6か月を目安に堆肥できる(中央は1か月後、右は3か月後のもの)
紙製ポッドは抽出後、家庭用コンポストでおおむね約6カ月を目安に堆肥化できると説明した。飲料事業本部コーヒーシステム&スターバックスCPCビジネス部の山敷千織シニアブランドマネジャーは「100%紙では鮮度を保つことが難しいため、生分解できるバイオポリマーやセルロースフィルムを組み合わせ鮮度と分解性の両立を図った。構想は10年以上前からで、開発にかかった期間は約5年」と話した。

また、3抽出を1台に収めた狙いについて「欧州のエスプレッソ文化と日本のロングカップ志向を家庭で両立させるため」とした。

専用アプリに登録すると無償保証は2年となり、抽出温度や湯量のカスタマイズ、ポイント付与に対応する。
主な仕様は本体が幅15.4センチ、奥行き34.2センチ、高さ30.1センチ、重さ3.5キロ、給水タンク1リットル、1460ワット。自動ポッド排出、1分オートオフ、トレイ3段を備え、本体プラスチックの約40%にリサイクル材を用いた。

立ち上げ時のポッドはブラック専用7種。ネスカフェ3種(各12個入、税込954円)とスターバックス4種(各12個入り、税込1,272円)を用意する。ラテ系は別売のミルクフォーマー(9,900円税込)で対応。既存のドルチェ グスト(カプセル機)はミルク系メニューを含めて継続販売し、「ネオ」は新規層の開拓を狙って併売する。

普及について島川氏は、カプセル式の価値を「一杯ごとの鮮度」とし、家族内で飲む時間が分散している生活に適合すると話した。社会実装では、ネスレ日本本社のある神戸市のコンポスト促進プロジェクトと連携を検討しているという。

なお、同社は「TENOHA代官山」(東京都渋谷区)で、「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」の世界観が楽しめる「五感で味わい、未来のおうちカフェ展」を2025年8月28日~8月31日まで開催。会場にはコンポストボックスを設置している。

【イベントの概要】
編集部おすすめ