◆“教える場”から“つながる場”へ
UCCコーヒーアカデミーは、新サービス“たのしみ、つながる。こころときめくコーヒーサロン”として、「ACADEMY SALON(アカデミーサロン)」を新設する。約3年ぶりとなる一般向け新講座で、従来の体系的な学習型講座とは一線を画し、「学び」と「くつろぎ」の中間に位置する体験型プログラムとなっている。
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背景には、コロナ禍を経たリアル体験への関心の高まりや、趣味を通じたコミュニティ需要の拡大があるとみられる。スペシャルティコーヒーの浸透により、単なる消費ではなく“体験価値”を求める層が増えていることも追い風だ。同講座は、コーヒーの体験価値を高める取り組みの一環として位置付けられる。
2月18日、東京校(東京都港区)で先行メディア体験会が開催され、UCCコーヒーアカデミー東京校専任講師の中井千佳子さんが概要を説明した。
◆受講者の声から誕生、体験価値の向上へ
UCCコーヒーアカデミーは、2007年に神戸校、2015年に東京校を開校。UCCが創業以来培ってきたコーヒーの知識・技術を体系的に学べる教育機関として展開し、累計受講者数は延べ約19.7万人(2025年末時点)に達している。
一方で、受講者から「日常の中でコーヒーを楽しめるプランを開催してほしい」との声も寄せられていた。
中井さんは「事前にモニターを実施し、受講者の意見を反映しながらブラッシュアップを重ねた。何度でも楽しめる内容になっている」と説明。さらに、「講師が一方的に教えるのではなく、参加者同士が自然に会話し、交流が生まれることも魅力の一つ」と話した。
◆知識の有無に関わらずコーヒーの世界を広げたい人へ
講座は1回約90分、全5回の構成で、A・Bの2プランを用意。年間4回(5月・7月・8月・10月開始)の開講を予定している。受講料は全5回分で35,750円。同講座受講者限定セミナーも企画する予定だ。
【Aプラン】
・フードペアリングのたのしみ
・比較テイスティングの時間
・アレンジドリンクをたのしむ
・フードペアリングのたのしみ〈第2回〉
・フレーバーコミュニケーション
【Bプラン】
・チョコレートとコーヒーの出会い
・ネルドリップをたのしむ
・コーヒーとジャムの出会い
・アロマコミュニケーション
・一期一会のブレンドコーヒー作り
いずれも季節やテーマに応じたコーヒーとフードを提供し、参加するたびに異なる体験が得られる設計になっている。
◆体験会では比較試飲とペアリング
体験会では、「ブラジル バイーア scr.18 フリーウォッシュド」と「ホンジュラス エルプエンテ ゲイシャ ウォッシュド」の比較試飲を実施。
さらに北海道チーズを使用した白桃のケーキとのフードペアリングを体験した。
コーヒー単体での印象と、ケーキと合わせた際の味わいの変化を通じて、同質の要素を合わせる“同調”や、互いを補う“補完”といったペアリングの基本を中井さんが解説。味覚の正解を示すのではなく、体験を通じて「自分の好み」を発見することに重きを置く点が特徴だ。
◆コーヒーの魅力を身近に感じてもらう場に
UCCジャパン執行役員サステナビリティ経営推進本部長の里見陵氏は、「ACADEMY SALONは、3年ぶりに形にした新たな取り組み。おもてなしの時間と体験を通じて、学びのある充実した時間を提供できる」と述べるとともに、「コーヒーの魅力をより身近に感じてもらう場にしたい」との考えを示した。
“教える場”から“共に楽しむ場”へ。UCCコーヒーアカデミーは、リアル体験を通じたコーヒーの魅力発信を強化する。









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