味の素冷凍食品は4日、東京・銀座の本社で2026年春季「AJINOMOTO BRANDギョーザ」最新ラインナップ体験会を開き、今春の「AJINOMOTOギョーザ」新製品・リニューアル品を報道関係者らに紹介した。

あいさつしたリテール事業部の内藤裕史部長は、同社が数多く業界初に挑戦・実現してきたことを披露。
1972年に発売したギョーザにおいても、数々の業界初を実現してきた。
【味の素冷食】「AJINOMOTO ギョーザ」の永久改良続ける / 今春は「もっと手軽に、もっとおいしく」テーマにラインナップ拡充
リテール事業部の内藤裕史部長
リテール事業部の内藤裕史部長
内藤部長は「発売以来、我々が『永久改良』と呼ぶようにほぼ毎年改良してきた。その中で、女性の社会進出・共働き世帯の増加などに合わせて油なし、油・水なし調理など進め、シニア・単身世帯など調理が難しいというお客様にも21年〈レンジで焼ギョーザ〉を発売。また、約10%のお子さんがアレルゲンを持つという中、皆と一緒のものが食べたいというニーズに応えられるよう、21年に小麦・卵・乳不使用の〈米粉でつくったギョーザ〉も発売。ほか、環境意識の高まりに対応した製造工場の資源化率100%、健康意識の高まりに対応し減塩ニーズに対応した〈おいしく塩分配慮ギョーザ〉も発売し、永久改良を追求してきた」と話す。

また、「冷凍ギョーザの市場規模は(年間)約650億円、これはチーズ、レトルトカレー、ノンアルコールビール、カップスープ、マヨネーズと同等で、日常品として、必ずあるようなものになってきた。一方で我々のギョーザ購入率はまだ30%ほどで、約7割の方々は食べたことがなく、永久改良の追求の手を休めてはいけないと思っている」など話した。

2026年春の「AJINOMOTO ギョーザ」商品施策についてはリテール事業部の出浦明菜氏が説明した。今春は「もっと手軽に、もっとおいしく」をテーマに商品を投入。リーズナブル志向世帯に対してフライパン調理タイプ、時短・簡便志向世帯に対してレンジ調理タイプ、メリハリ消費世帯に対して新シリーズ「ずっしり大餃子」を提案する。

フライパン調理タイプでは〈ギョーザ〉および大容量品〈ギョーザ 標準30個入り〉を「フタなし」調理可能、しかも「油ハネしにくい」仕様にリニューアルする。

同社の調査で嫌いな家事トップ3は「皿洗い」「掃除」「料理」の順に多く、このすべてに対応させた。
フタなし調理で洗い物はフライパン1つで済むうえ、フタの有無にかかわらず「皮がもちっと、やわらかく仕上がる新技術」(特許出願中)を採用。また、油ハネしにくくしフタなし調理でも掃除の手間を削減するとともに、独自の「羽根の素」により、IH調理でもよりきれいな焼色が付くように改良した。もちろん簡単調理で料理の手間自体を削減している。

レンジ調理タイプでは〈レンジでギョーザ〉をリニューアルするとともに、新製品〈レンジで大餃子〉を発売した。

同社によれば、インテージSCIの2024年度のデータで、2019年度との過去5年間の比較で冷凍餃子計が31%増の639億円に対し、レンジ餃子は41%増の24億円と伸長。さらに同社〈レンジでギョーザ〉の2025年度(4~1月)販売実績は前年比44%増と伸長し、レンジギョーザのシェア67%を占めているという。そして今後、高齢化や時短ニーズの高まりからレンジ調理ニーズはさらに高まると予想される。

それに対応し、〈レンジでギョーザ〉は、レンジ調理でも「皮がかたくなりにくく、歯切れよく仕上がる技術」(特許出願済)を用いてリニューアルした。

加えて新製品として〈レンジで大餃子〉を発売。従来品比約1.8倍の1個35gの食べ応えで、レンジでもかたくなりにくいもちっと皮、ゴロッと筍・豚肉を使用している。
【味の素冷食】「AJINOMOTO ギョーザ」の永久改良続ける / 今春は「もっと手軽に、もっとおいしく」テーマにラインナップ拡充
〈レンジでギョーザ〉と〈レンジで大餃子〉
〈レンジでギョーザ〉と〈レンジで大餃子〉
メリハリ消費のニーズに対しては新シリーズ〈ずっしり大餃子〉2品を発売。同社によれば、節約志向と贅沢志向の双方の意識によるメリハリ消費ニーズが高まる中、冷凍餃子市場では大餃子やご当地・専門店商品の市場が拡大しているという。


新シリーズでは、高級素材や本格中華調味料を使用し、従来品比約1.3倍サイズに仕上げ、まるで高級中華料理店のような贅沢な満足感を実現。もっちりとした皮・食べ応えのために厚みのある皮を真空混合するとともに、香ばしい豊かな味わいのため、羽根の素にごま油を配合した。〈ずっしり大餃子 海老〉では蝦醤(シャージャン=えびみそ)や帆立だしのコク深い味わいに仕上げた。〈同 黒豚〉は、生姜やXO醤がきいた濃厚な味わいで肉汁ジューシーな黒豚と、ゴロッとしたダイス豚肉を使用した。
【味の素冷食】「AJINOMOTO ギョーザ」の永久改良続ける / 今春は「もっと手軽に、もっとおいしく」テーマにラインナップ拡充
〈ずっしり大餃子 海老〉と〈ずっしり大餃子 黒豚〉
〈ずっしり大餃子 海老〉と〈ずっしり大餃子 黒豚〉
〈冷食日報 2026年3月12日付〉
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