イオンリテールは3日、イオンモール水戸内原(茨城県水戸市)のイオンスタイル水戸内原内に、茨城県で初出店となる冷凍食品専門店「@FROZEN」(@フローズン)を開店した。同日、イオンリテール食品本部の大能雄デイリーフーズ商品部長と、同社北関東カンパニー茨城事業部の早井史人イオンスタイル水戸内原店長らが記者団の取材に応じた。


@フローズンは、「冷凍食品を通じて日本の食シーンを変革し、“新たな食スタイル”を創造していくこと」をコンセプトに、これまで関東圏中心に18店舗を展開してきた。今回で全国19店舗目、茨城県内では初出店となった。

早井店長によれば、同店が立地する水戸市は、家計調査で冷凍食品への支出額が全国でも5、6番目に多く、共働き世帯も多いことから、冷凍食品の需要が多い地域だという。また、イオンスタイル水戸内原は来店客の90%以上が自動車で来店することから商圏が50km圏内と広く、また車来店のため買上点数が多く、比較的冷凍食品を持ち帰りやすいという。

そうした中、イオンモール全体の客層はM・Z世代など若年層も多いものの、イオンスタイルとしては若年層を取り込めておらず、モールの専門店街とイオンスタイルの接点付近に、コスメ売場とも隣接して@フローズンを出店。若年層のイオンスタイル店舗への送客も狙っていく。

今回の店舗では、水戸市最大級となる冷凍食品約1,500品目を品揃えした。朝食・ランチ・ディナー・おつまみ・スイーツといった5つの食シーンに着目し、日常づかいだけでなく、記念日やパーティー等、特別な日を演出する有名店の本格的な味や世界のメニューを取り揃えている。

早井店長、大能部長によれば、イオンスタイル内の通常の冷凍食品売場にも1,000品目を品揃えしているが、重複するアイテムは300品目弱に限られているという。冷凍食品売場は日常的な買物、@フローズンでは簡単・便利だけでないおいしさ・楽しさ・驚きを提供する価値訴求型の売場を展開し、カニバリゼーションはあまり起きないという。また、@フローズンは特にスイーツやアイスを前面に打ち出した売場作りをしており、華やかさ・楽しさを訴求しているという。

通常売場と@フローズン、2つをまとめて大きな売場にすることも考えられるが、あまりに商品が多すぎて価格帯が多岐にわたっても来店客が商品を選びにくくなってしまうという配慮もあるそうだ。


今回の店舗では、売場のエンド部分ではデジタルサイネージと連動して試食も交えてイチオシの商品を訴求。エンド提案は2週間~1カ月ごとに切り替えていく。

スイーツでは最旬の商品を網羅し、話題の韓国スイーツやご当地スイーツをコーナー化して強化。ご当地スイーツは“水戸にいながら日本一周”をコンセプトに、北海道から沖縄まで、リーチインの16扉を擁して大規模に展開する。

また、栗の名産地・茨城県笠間市の笠間栗を使用した「笠間モンブラン」を新規導入し、地域性もアピールする。
イオンスタイル水戸内原に@フローズンが茨城県内初出店 / “特別な日”ニーズに対応する商品を取り揃え、スイーツも強化
笠間モンブラン、デジタルサイネージ
笠間モンブラン、デジタルサイネージ
有名店の味を楽しめるラインナップとしては、「横濱たんめん」発祥の店として知られる老舗中華料理チェーン「横濱一品香」や、グルメエックスより「麺屋こころ」「茨城豚そば特龍本店」の商品を@フローズン初導入。さらに北九州のソウルフードとして話題性の高い「資さんうどん」も7品目を集めてコーナー化した。ほか、老舗鶏肉専門店「梅や」のやきとり、三重県鈴鹿市の洋菓子店「ドミニク・ドゥーセの店」など購買機会が限られるこだわりの名店の味を豊富に取り揃えた。
イオンスタイル水戸内原に@フローズンが茨城県内初出店 / “特別な日”ニーズに対応する商品を取り揃え、スイーツも強化
資さんうどんコーナーと早井店長
資さんうどんコーナーと早井店長
そして健康志向の人に向けた提案として、管理栄養士監修で栄養バランスに優れた「GREEN SPOON」や「ワタミの宅食」、一杯にトマト約3個分の栄養を詰め込んだ「太陽のトマト麺」、薬食同源の思想をとり入れた韓国料理「韓美膳」など「簡便なのに、ヘルシー、そして美味しい」こだわりの商品を導入する。

〈冷食日報 2026年4月7日付〉
編集部おすすめ