2月、3月といえば大学への進学や就職などで賃貸物件の動きが活発になる時期。今まさに家探しをしている人も多いのではないだろうか。
新居が決まったらいよいよ引越しだが、業者の選定や荷造りなどの前準備、そして当日のバタバタを考えると、引越しを億劫に感じている人も少なくないはず。しかし引越しには、距離や荷物量などさまざまなパターンがあるわけで、例えば近距離の引越しや、実家からの引越しといった場合は、こういった億劫さから逃れられる方法がある。
結婚を機に引越したKさんは、業者に頼むことなく紙袋だけで引越しをしたツワモノだ。引越しと呼ぶにはあまりにも手軽すぎる、その詳しい内容を聞いてみた。
「運ぶものが衣類ぐらいでしたので、マイカーで引越しをしました。新居との往復回数は2回程度。段ボールに詰めるまでもなく、大きな紙袋を何袋か使って運びました。今でも実家に帰るたびに昔の洋服や鞄をあさり、着られそうなものを持って帰ります」確かに洋服だけなら紙袋でも引越しは可能だ。しかし家具や電化製品はどうしたのだろうか?
「結婚を機にすべて新しく買いそろえました。ですので、実家の部屋は引越す前とまったく変わらない状態です。やはり実家は居心地がいいですし、部屋も元の状態のままなので、ちょくちょく帰って泊まっていってしまいます(笑)」なるほど、新居と実家、2つの寝床をつくれるのも「近距離引越し」の魅力と言えそうだ。では続いて、この「近距離引越し」を自力でのんびり行う為のポイントをまとめてみたい。
■新居との往復回数を見積もる
自家用車を使う場合、荷物を運びきるのに何往復かする必要がある。荷物の量を見極めた上で、往復回数をイメージしておくことが大切だ。
■今着る衣類を優先的に運ぶ
優先的に運ぶ必要があるのは衣類。シーズンオフの服はとりあえず実家に残し、衣替えの時期にまた取りに行く…という手が便利だ。
■ネット通販をフル活用
キッチン用品や収納グッズなどはネット通販を利用するのが手。運ぶ手間が省け、しかも実店舗より安く買えるケースもある。
この引越し方法には、何度も実家に顔を出すことで、親に元気な顔を見せられるという利点もある。距離や時間の条件が合うならば、ぜひトライしてみてほしい。
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