三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区)が施工に携わった、地域材を用いた大規模木造建築物となる幼稚園(事業主:学校法人富津学園 明澄幼稚園)が、このたび千葉県富津市に完成した。

この幼稚園は、平成25年度林野庁の森林整備加速化・林業再生基金事業に採択されたもの。

使用した枠組材は、千葉県森林組合の協力による原木搬出や、枠組壁工法の構造用製材のJAS工場による格付け、枠組材やトラスの強度確認試験を経て実現。

また、室内は更なる地域材の活用拡大と、木材の効果・効用による児童の健康維持増進を考え、教室の床にはヒノキの縁甲板、壁や天井には杉羽目板を貼っている。

三井ホームの施設系建築(with wood)では、構造強度や空間創造の柔軟性、経済性など、技術や品質を進化させることで、木造による地球環境と子どもにやさしい大型施設系建築の普及に努めていく。

三井ホーム施工の大規模木造建築物となる幼稚園が富津市に完成の画像はこちら >>

画像:三井ホーム

【建物概要】
●建設地:千葉県富津市大堀1618
●建物用途:幼稚園
●建物:職員室棟、園舎本棟、渡り廊下
●構造:木造(枠組壁工法)
●階数:地上1階
●建築面積:827.15平米(約250坪)
●延床面積:738.29平米(約223坪)
●完成:2014年8月
●事業主:学校法人富津学園 明澄(みょうちょう)幼稚園
●設計監修:昭和女子大学 木村信之教授
●設計監理:アトリエソン有限会社 村越正明
●施工:三井ホーム株式会社

■ニュースリンク先
http://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2014/0821.html
編集部おすすめ