●ペペロンチーノといえば、家で作ると何かと失敗しがちな高難度パスタの代表格。しかしカルディで絶対失敗しない超優秀なソースを発見! その実力とは?
ペペロンチーノといえば、ご存知、ニンニク(アーリオ)と、オリーブオイル(オーリオ)、そして唐辛子(ペペロンチーノ)を使ったイタリアのパスタ料理。
具も少ないし、子供のころは別に好きなパスタではありませんでしたが、大人になって、このシンプルなパスタの奥深い味わいがよくわかるようになりました。ニンニクとオリーブオイル、唐辛子という3者の香りと味が重なり合い、そしてオイルとゆで汁が乳化したとろんとしたソースががスパゲティにまとわりつき、噛むほどに風味が鼻を抜けて旨みが口に広がる…思い出すだけでゴクリと喉が鳴ります。
というわけで今では、お店でもペペロンチーノをしょっちゅう頼みます。ただし、問題なのは自宅でつくるペペロンチーノです。家でちゃんと美味しいペペロンチーノを再現するのは至難の業。これは試したことがある人ならご承知の通りだと思います。
オリーブオイルとニンニク、唐辛子のみと、食材がシンプルであるが故に、その良さを引き出すには火加減や茹で汁の投入タイミング、そしてが乳化が重要であるなど、やたらと気を配るポイントが多くて面倒。しかも一つでも間違うと薄ぼんやりした失敗パスタになりがちです。
いい加減、乳化のためにフライパンを高速で振るのにも疲れ果てた筆者は最近、手を抜いてカルディで1人用ペペロンチーノソースの小袋を買ってみたり、色々と抜け道を探していました。そして数あるソースの中で、ダントツに美味しいペペロンチーノソースを見つけたのです…!

それが「万能パスタソース アーリオ&ペペロンチーノ」(398円)という商品。これがあれば、ニンニクも唐辛子も不要。
カルディオリジナルの「万能パスタソース」の旨さの秘密とは?

さっそく作ってみましょう。用意するのは、スパゲティとオリーブオイル、そしてこの万能パスタソースだけ。
まずスパゲティを茹でます。茹で方は袋に書かれた規定時間でも、1分早く上げてアルデンテでもOK。茹で上がったらザルなどで軽く湯切りし、ボウルに移して万能パスタソースとEVオリーブオイルを加えてよく混ぜる。これだけです。

ちなみにスパゲティ90~100gに対するこのパスタソースの必要量は大さじ2、オリーブオイルも大さじ2です。でき上がった状態が次の画像。あまりにシンプルで、ただパスタを茹でた“素パスタ”のように見えますが、しかしこれが見た目とは裏腹にすごく美味しいんですよ。

ニンニクの風味は強すぎず弱すぎず、絶妙な香り。
ちなみに筆者は、ソースだけのシンプルなペペロンチーノだけでも十分に満足できます。1回に200gくらい食べても、まだ足りないくらい後を引く味です。

しかし、もう少し華やかにしたいという人は、唐辛子やニンニクチップなどを加えてもいいし、はたまた、スパゲティを茹でるときに一緒に野菜やキノコを茹でてトッピングすれば、栄養バランスもアップします。
活躍の場はパスタだけにとどまらない!

そしてこの「万能パスタソース」は、ペペロンチーノだけでなく、実はトマトソース系のパスタや、あさりを具材にしたボンゴレのベースとしても応用が効きます。
さらに、活躍の場はパスタ料理だけにとどまりません。例えばバゲットに塗ってトースターで焼けば、美味しいガーリックトーストができるし、肉と野菜の炒めものの調味料に使っても美味しい。他にもサラダ、魚料理・肉料理など、実は何にでも使えるのです。

というわけで、カルディの「万能パスタソース」は、確かに万能かつ超有能です。ぜひ一度試してみてください。
(撮影・文◎土原亜子)