●大阪の『チャーライ極』にある名物「西成チャーライ」ってどんな料理? 実食レポをお届け!
大阪には謎の『チャーライ極(ゴク)』という店があり、同じく「チャーライ」という不思議な名前のメニューがあります。このメニューが妙に気になったので調べてみると、チャーハンの上にオムライスのようにふわとろ玉子がのっているとのこと。
チャーハンのオムライスとも言えそうな「チャーライ」。これは絶対おいしいのが確定している、そう実感して食べに行ってきました。
天王寺にあるチャーライ専門店『チャーライ極』

やってきたのは日本一の高さを誇る「あべのハルカス」でお馴染みの天王寺。大通り沿いを西へ10分ほど歩いて行くと行列のお店を発見。それこそ、今回のお目当ての『チャーライ極』でした。
ちなみに途中に「ラーメン極」というお店があるのですが、もとはこちらのまかないメニューだった「チャーライ」が人気メニューになり、『チャーライ極』という専門店になったとのこと。

券売機でチケットを購入するシステムで、メニューを見ると、お店のある西成区の代表的なグルメ・牛ホルモン焼きがたっぷりのった「西成チャーライ」というメニューがありました。
チャーハンとふわとろ玉子とホルモン……これはおいしさが確実にマシマシ。この人気ナンバー1メニューをいただくことにしましょう。普通盛、大盛、男盛りというサイズがあったので、ガッツリ堪能すべく一番大きな「男盛り」に決定!
お店の説明によると、「チャーライ」というのはオムライスとチャーハンの合成語ではなく、チャーシューライスの略とのこと。実際に提供されているのはチャーシューたっぷりのチャーハンの上に玉子焼きがのったオムライスのようなチャーハン。ネーミングと実体がなんとも不思議な関係性となっています。
圧倒的ボリューム!絶品ホルモンがのった「西成チャーライ」男盛り

しばらくすると「西成チャーライ」男盛りが到着。丼にこんもりと山になったチャーハンの上にふわとろ玉子、ホルモン焼がたっぷり。

まずは玉子とチャーハンから。玉子はふわふわ、トロトロ。チャーハンは見た目からコッテリ系かと思いきや、実際に食べてみると意外と薄味。
それには理由があって、「チャーライ」の色々なタレや漬物を使って自分好みにカスタマイズして食べるので、これくらいでピッタリなのです。

いろいろ試してみましたが、ニンニク入りのたれと、わさび醤油のチャーライたれの組み合わせが個人的にベスト。チャーハンの味変にわさび醤油というのは初めてでしたが絶品で、ほかでチャーハンを食べる際にも欲しくなりそう。

トッピングされた牛ホルモンは様々な部位が楽しめる
「チャーライ」の上にのった牛ホルモンもやはり絶品。プルンとした食感のシマチョウ、中からトロンと脂が出てくるテッポウのほかに、コリッと歯ごたえのあるホルモンなど、色んな部位が楽しめるミックスホルモンとなっています。
一口ごとに玉子、チャーハン、ホルモン、さらには味変とバリエーションを楽しんでいると、巨大な「チャーライ」もペロッと完食してしまいました。
1日限定5食!カオスを味わう人気メニュー「極三郎丼」も食べてみた

「チャーライ」のほかにも人気なのが、1日5食限定の「極三郎丼」。ヴィジュアルのインパクトが絶大ということで、改めて食べに行きました。
丼にはチーズ、ネギ、キムチ、フライドオニオンなどがマウンテン状態。

ここまで具材たっぷりだと、逆にご飯部分を確認したくて掘り返してみたら、チャーライではなく白米でした。
上の具材にはほぐしたチャーシューも飛び出してきてボリューミー。しかし、九条ネギたっぷりなので、一緒に食べると見た目に反してサッパリした印象になります。

気になる軟骨肉は、箸で持ち上げただけでフルフル。口に入れるとトロリと濃厚な旨味が広がります。ここにチャーライたれをかけて食べると、醤油とニンニクとトロトロ肉が入り混じり、純度100%の背徳の味になりました。
具材が山のように盛られていた「極三郎丼」は食べ進める内に、何が何んだかわからないカオス状態に突入。チャーライたれをかけつつ、食べ放題の豊富な漬け物オプションで食感やテイストを変化させて食べ進めると、一口として同じ味はなく、あっという間の完食となりました。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
チャーライ極(ゴク)
住:大阪府大阪市西成区山王1-1-10 天王寺パークヴィラ 1F
TEL:06-6567-9870
営:11:00~15:00、18:00~20:00
休:不定休
https://ramen-goku.osaka/
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。