●埼玉県にある「ぶったまげ味噌らぁめん』を調査。どれだけぶったまげるのか食べに行ってきた
埼玉県に、地元学生に愛されまくるデカ盛りラーメンがあると聞き、向かったのはJR八高線の毛呂駅から徒歩2~3分の場所にある『蔵仕込味噌らぁめん 味噌の巽や(たつみや)』。

細長い店内は、カウンター席も多く、一人でも入りやすそうな雰囲気。メニューを見ると、味噌+〇〇な麺がたくさんあります。例えば「あさり味噌らぁめん」に「納豆味噌らぁめん」といった限定メニューのほか、ゆず味噌、梅味噌のラーメンも。「柚子と梅は地元の食材なんですよ。うちは毛呂山町の柚子や越生の梅などを使っているのがウリの一つですね」と話すのは店主の森田さん。
ちなみに一番人気メニューは「味玉味噌らぁめん」(980円)と「味噌らぁめん」(860円)。他にも、「毛呂山ブラック味噌らぁめん」(990円)、「GOLDらぁめん」(1000円)などもあります。

そして今回のお目当てとなる味噌ラーメンを発見。二郎味噌と書かれた「ぶったまげ味噌らぁめん」です。「うちは別にデカ盛りの店じゃないからね~。1kgとか超えないと思うよ~」と店主。
ということで、まずは作ってもらってから判断することに。「ぶったまげ味噌らぁめん」を注文し、出てくるのを待ちます。
さすが二郎リスペクト! 山盛りの「ぶったまげ味噌らぁめん」1153g

待つこと数分、目の前にやってきたのは、スープがほぼ見えない、具材が山盛りの味噌ラーメン。計測してみると、直径19cmのどんぶりに、高さ約15cm(下の皿を除く)、重さは1153g(器の重さを除く)。やはり1kg超え。高さが15cmほどもあるので、そりゃ1kg超えてますよね…。
ちなみに、ニンニク、背脂、野菜は追加料金なしで増し注文OK。山盛りの野菜は通常600gですが、追加料金なしのマシの場合+30g、120円払うと+100g増量に。そして、麺を大盛りにする場合は+100円になります。

「麺は中太のちぢれ麺で、茹で前は160g、スープは豚骨と鶏のブレンドですね。味噌とラードで旨みとコクを出しています。具はチャーハン用に作ったチャーシューと、もやし、みじん切りのニンニク、背脂を味付けした『味噌の脂』、飾りの豆苗になります」と店主。
このラーメンが生まれたきっかけを聞くと「若い子向けですね。二郎系の味噌ラーメンを作ろうと、スタッフと一緒に数週間かけて考えたんですよ。盛り付けにもこだわり、綺麗な山にして提供するようにしています」と店主。その言葉どおり、豆苗の緑色が映える、美しい山型になっています。

「ぶったまげの場合、取り皿を一緒にお出ししているので、野菜やチャーシューを皿に移動させると食べやすいですよ」と店主。さっそく山をお皿に移し、スープや麺が見えてきたところで食べ始めます。
スープはラードがしっかりきいた濃厚な味わい。塩気がしっかりありながらも、後からふんわりと甘さがやってきます。もやしたっぷりなので、濃いめの味がちょうどいいバランス。後から脂や野菜などで甘くなるのを考慮しての味付けだと思われます。麺やスープはもちろん、ほろほろのチャーシューもいい感じ。

ちなみに定番の味噌ラーメン以外にも、毎月限定メニューが用意されるのもこのお店の特徴。今年で言えば、1月は「あんかけ味噌ラーメン」、2月は「あさり味噌ラーメン」、3月は「納豆味噌ラーメン」、4月は「海老味噌ラーメン」を出してきたとのこと。限定ラーメンを楽しみに毎月通うお客さんも多いそうです。
旨みと塩味が強めのスープながら、野菜山盛りでバッチリなバランスとなっている「ぶったまげ味噌らぁめん」。学生じゃなくてもクセになる、濃厚な美味しさでした!
まとめ
店主の謙遜なのか、それとも作り続けるうちに大きく育ったのか。「ぶったまげ味噌らぁめん」は余裕で1kg超えのぶったまげボリューム! 1.5kgを完食できる胃力をもっている人は、〆の小ライス150円もお勧めです!
●SHOP INFO

店名:蔵仕込味噌らぁめん 味噌の巽や(たつみや)
住:埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷1604-1
TEL:049-295-5155
営:11:00~15:00、17:00~22:00(L.O.各10分前)
休:なし