●居酒屋なのに牛丼が有名な福岡のお店『博多炊き餃子 池ぽん』。今回は、ランチの時間帯しか食べることができない今話題のメニューを調査!
『博多炊き餃子 池ぽん』は福岡の新名物グルメ「炊き餃子」が有名な居酒屋。
「TikTok」や「Instagram」には多くの動画や写真がアップされ、中には40万回以上再生されている動画も! お店では「SNSを見て来店した」と話している学生さんもいて、注目度の高さを感じました。詳しくリポートしていきます。
タレの甘みと卵が旨さを引き出す!コスパ抜群の「牛丼」

ランチ営業時間は11:30~14:00でラストオーダーは13:30。行列ができるという噂を聞いていたのでピーク後のなるべく遅い時間帯を狙い、平日の13:00過ぎに到着。待っているお客様は6名ほどと少なめで予想的中! 並んでいると、すぐに店員さんがメニュー表を持って来てくれました。
メニューはとてもシンプル。牛丼はお肉の量が3種類から選べるとのことで、店員さんに尋ねたところ、「女性は牛一倍でも十分です。お肉をたくさん食べたい方は二倍を選びますが、残す方も多いです」とのこと。女性である筆者に気を遣ってくださったようですが、お肉が大好きで絶対に残さない自信があるので、牛二倍で贅沢します。

あまりの美しさにうっとり。食べるのがもったいないと思ってしまうほどの、ミディアムレアの赤と茶色のコントラスト。
迷うのは、生卵の入れ方とタイミング。お店が推奨していたのは「卵をといて流し入れる方法」とのことでしたが、この日の気分は「黄身を中心にのせたい」という願望が強く、白身のみを丼のフチに沿って流しいれ、黄身は中央へ。

お箸をそっと差し込み、とろ~んと流れる黄身をお肉に絡ませている時間は、毎日頑張っている自分へのご褒美タイムのようなものです。
お肉を持ち上げると、大きいというべきか、広いというべきか、とにかくBIGサイズの1枚肉が何枚も折り重なっていて衝撃!

一口では食べられないくらいの大きさなので、半分ほど頬張ってみました。牛丼というよりすき焼きに近いような甘めのタレがまんべんなく絡んでいて、上質なお肉の脂がタレと混ざり合い口の中を駆け巡ります。卵が絡むことでまろやかさもあり、この一口だけで、とんでもなくおいしい牛丼に出逢えたことを実感しました。

ご飯には、お肉の旨味とタレの旨味が存分に染み込んでいます。ちょこんと添えられているワサビと一緒に食べると辛味で胃がリセットされたかのように、もっと食べたくなります。
豊富な調味料で味変を楽しもう!

左から竹炭が入った黒柚子胡椒、辛味味噌、紅ショウガ、ラー油で、どれも牛丼との相性抜群。そんな中、特においしかったのが黒柚子胡椒でした。
柚子胡椒は福岡はもちろん、九州でよく食べられる人気調味料ですが、黒い柚子胡椒に巡り合ったのは初めてのこと。

黒柚子胡椒とお肉、ご飯を一緒に食べてみると、爽やかな柚子やピリっとした辛さを感じますが、辛すぎずお肉の良さを引き立てる味変調味料でした。
調査結果:注目度が高い理由に納得

牛丼はランチ限定メニューなので、お間違えの無いように。少食の方は「ご飯少なめ」も注文できるので安心してください。土曜日はかなりの行列ができるそうなので、狙い目は平日のラストオーダーが近い13:00以降です。
見た目の美しさと抜群のおいしさ、お店の雰囲気も良く、多彩な味変も楽しい。SNSなどで注目される理由がたくさんありました。
(撮影・文◎馬場阿紀子)
●SHOP INFO
博多炊き餃子 池ぽん
住:福岡県福岡市博多区博多駅東2-2-2 博多東ハニービルB1
TEL:050-5487-0848
営:ランチ 11:30~14:00(LO13:30)/ディナー 18:00~22:30(LO22:00)
休:日曜
●著者プロフィール
馬場阿紀子
福岡を拠点にタレント・女優・声優として活動しながら、インタビュアー・ライターとして各メディアや誌面に記事を寄せている。高カロリーな食事が好き過ぎて、増え続ける体重を気にしながらダイエット料理にも手を出すあまのじゃくな胃の持ち主。