キムチもサラダチキンも作れる！？ 進化した「ヨーグルトメーカー」が万能すぎて感動した

●イマドキの「ヨーグルトメーカー」が驚きの進化を遂げているらしい。どれくらいスゴイのか実際に使ってみた。

　一昔前に流行した「ヨーグルトメーカー」を覚えていますか？　気軽に自家製ヨーグルトを作れるなんて、健康にもお財布にも良いと大きな話題になりましたよね。そんなヨーグルトメーカーが最近ものすごく進化していると知り、懐かしさと好奇心で早速購入してみたところ、昭和生まれの筆者には驚きと感動の連続だったので紹介させてください。

　数あるヨーグルトメーカーから筆者が選んだのは『アイリスオーヤマ』の「ヨーグルトメーカー IYM－014」。

公式サイト販売価格 4050円（送料無料）

　選んだ理由は、誰もが知る有名メーカーだったことや値段がお手頃だったことに加え、とある通販サイトでの口コミ評価がかなり高かったから。口コミ数455件、星が5中4.62もありました。

　細かく温度設定が出来るので、ヨーグルト以外にも、納豆や水キムチなどの発酵食品、甘酒や塩麹などの麹類、さらには低温調理まで出来るのだとか！　そんな便利な調理家電が5000円以下で買えるなんて、本当に良い時代になりました。

　様々な調理が出来るとあって、付属品も多めです。左から「ギリシャヨーグルト用水切りカップ、牛乳パック用クリップ、計量スプーン、保存に便利な専用容器」の4つが入っていました。早速いろいろ作ってみましょう。

「自家製ヨーグルト」がボタンひとつで完成！ 市販品と変わらぬおいしさ

　まずは「ヨーグルト」を作ってみます。用意するのは、パック牛乳500mlと市販のヨーグルトのみ。パックの中の牛乳を少し減らして450mlにし、そこにヨーグルト50mlを加え、固形ヨーグルトが崩れるまでよく混ぜ合わせます。

　次に、付属の牛乳パック用クリップで口を挟んで、パックごと本体にセット。

　パックをそのまま容器として使うので洗い物が一切出ません。さらに、プレーンヨーグルトは自動メニューとして登録されており、ただ「自動メニューボタン」を一度押すだけです。

［食楽web］

　あとは9時間ほったらかして待つだけ。たったこれだけで自家製ヨーグルトが作れます。便利系家電は「気持ちが盛り上がって購入したものの、結局使わない」ことがよくありますが、こんなに簡単なら頻繁に使うことになりそうです。

　筆者は朝食べられるように、寝る前にセット。朝起きてドキドキしながら様子を見てみると、この通り。ちゃんとヨーグルトになっています。

　当然ですが味も香りも食感も、よくあるプレーンヨーグルト。今回は500mlの牛乳を使いましたが1000mlでも作れるので、普通に買うより断然お得。値上がりラッシュの今、ありがたい存在となりそうです。ちなみに、市販のカスピ海ヨーグルトを使えば、自家製カスピ海ヨーグルトを作れますよ。

絶対に失敗しない「サラダチキン」も作ってみた！

　次に作ったのは低温調理機能を活用した「サラダチキン」。お好みで下味をつけた鶏ムネ肉（300g）をジップロックに密封し、100℃のお湯300ccとともに付属の専用容器に入れて本体にセット。あとは65℃、2時間に設定し、スタートボタンを押すだけ。

　完成したのがこちらです。

　しっとりジューシーな、かなりクオリティが高いサラダチキンが出来上がりました。ちょうどいい時間と、一定の温度を維持したことがよかったのでしょうか。これまで、ネットで紹介されているさまざまな方法でサラダチキンを作りましたが、今回が今までで一番簡単に、そしておいしく出来ました。

　実は筆者は今、夏に向けてダイエット中。コンビニでサラダチキンを購入しないで済むのは、経済的にも相当助かります。

暑い日の食欲増進に！「水キムチ」

　せっかくなので、生まれて初めての水キムチ作りにもチャレンジしてみました。好きな野菜を拍子木切りにして、米のとぎ汁、砂糖、お酢、塩、ニンニク、生姜と一緒に専用ケースに入れ、35℃で5時間待ちます。発酵が終わったら数時間放置し、冷蔵庫で冷やせば完成！

　良い感じに味がしみています。すっきりとした酸味やスタミナがつくニンニクは、夏バテ中の食事として重宝しそう。通常のキムチに比べるとかなりあっさりしているので、パクパクいけます。

調査結果

　今回筆者が購入した『アイリスオーヤマ』の「ヨーグルトメーカー IYM－014」は、「名前、ヨーグルトメーカーのままで良いの？」と疑問に思うほど、幅広い料理に使える便利調理家電でした。公式サイトには専用レシピが公開されているので使い方にも困りません。ほったらかすだけで健康に良い食品が無限に作れる家電をこの値段で買えるのは、本当にすごいことだと思います。

（撮影・文◎佐々木 舞）

●著者プロフィール

佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。