みんな大好きな『丸亀製麺』。暑い日は、冷やしうどんが食べたいですよね。
先日も友人と『丸亀製麺』に行き、いつものように「ざるうどん」の並盛り(390円)を頼もうとしたら、その友人が私もと言い、「同じものを食べるなら “大盛り”(530円)か、得盛り”(670円)をシェアしたらよくない?」と提案してきました。
確かに、家ではうどん、そうめんなどは一気に茹でて、みんなで分けて食べるので、それはアリですね。「並盛り」を2つ頼んで780円(390円×2)払うより、「大盛り」(530円)や「得盛り」(670円)を頼むほうがお値段的にはおトク。
ただ心配なのは、“果たしてそれは本当か?”ということです。
たまに「釜揚げ家族うどん」を購入し、小さな子ども連れの家族4~5人がシェアしている姿を見かけることがあります。でも、あれは一桶に6人前(並×6)入っています。十分ですね。
そう、大盛りや得盛りはいったいどのくらいの量なのでしょうか。実は『丸亀製麺』のメニューにはその表記がないのです。
友人はまだ「大盛りか、得盛りか」と悩んでいました。そこで、せっかくの機会なので、2人でシェアするのにおトクなのは「大盛りか、得盛りか」を検証してみることにしたんです。
並盛り・大盛り・得盛りのうどんの本数は?

まずは、「ざるうどん」の「並盛り」のうどんの本数を数えてみると12本でした。続いて「大盛り」は17本。そして「得盛り」は22本という結果に。
これを1本あたりの値段を算出してみると、「並盛り」は32.5円、「大盛り」は約31円、「得盛り」は、約30円ということになります。

1本30円~32.5円という値段が高いのか安いのか、よくわかりませんが、丸亀製麺のうどん1本あたりの長さは約80cmあります。ことわざに「うどん一尺、そば八寸」という言葉がありますが、うどん一尺とは約30cmのことなので、丸亀製麺のうどんはものすごく長いことだけは確かです。
ともあれ、1本あたりの値段はやはり「得盛り」が一番安いということが判明しました。
「大盛り」と「得盛り」、シェアするならどっちがおトク?

では、ここからは、「大盛り」と「得盛り」をシェアした場合について考察したいと思います。
・「大盛り」は17本なので、シェアすると1人あたり8.5本
・「得盛り」は22本なので、シェアすると1人あたり11本
「並盛り」は12本なので、「大盛り」でシェアすると1人当たりの本数が並より少なくなります。一方、「得盛り」でシェアすると、一人11本ですから、「並盛り」(12本)より1本少ないという結果に。
つまり、量だけを考えれば、それぞれ並盛りを注文したほうが、うどんの量は多く食べられるということになります。
しかし、値段からみると「並盛り」2つ買うと780円ですが、「大盛り」1つは530円なので、マイナス250円。「得盛り」1つは670円なのでマイナス110円。
子どもとシェアする場合はどうか?

次に、親子でシェアした場合について考えたいと思います。今回はあくまで仮定なのですが、幼児を想定し、大人は7割、子どもは3割のうどんを食べることで概算すると、
・大盛りは17本なので、大人12本、こども5本
・得盛りは22本なので、大人15本半、こども6本半
ということになります。
この数字を、「並盛り」(12本)と比較して考えてみましょう。「大盛り」を子どもとシェア場合、大人は「並盛り」の量12本を食べられます。「得盛り」を子どもとシェアした場合、大人は15本半を食べることができます。この量は「大盛り」(17本)に近い量ともいえます。
以上のことから、子どもとシェアする場合は、
・大人が「並盛り」の量を食べたいなら、「大盛り」でシェア
・大人が「大盛り」の量程度を食べたいなら「得盛り」でシェア
が吉です。もちろん、子どもの食欲や食べる量で変わってくるとは思いますが、これはあくまでも目安。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ

というわけで、丸亀製麺の「ざるうどん」の「大盛り」、「得盛り」についてわかったことをまとめると、
・うどん1本あたりの値段から見ると「並盛り」より「大盛り」が、「大盛り」より「得盛り」がそれぞれおトク
・大人2人なら、「並盛り」2つより、「得盛り」1つをシェアしたほうがコスパがいい
・大人と子どもでシェアする場合は、大人がどのくらい食べたいかで決める。並盛程度でいいなら「大盛り」をシェア。
というわけで、丸亀製麺でシェアする場合の参考にしていただけたら幸いです。
(撮影・文◎土原亜子)