●「日本一パンケーキを食べる男」として知られるミスター黒猫が、年間1000店以上カフェや喫茶店を訪問した中から、一人でも楽しめる“癒し系カフェ”と必食グルメをご紹介! ~ミスター黒猫の孤独のカフェめぐり~
喫茶店・カフェ・スイーツのお店を、年間約1000軒めぐっているミスター黒猫です。ひとり気ままなカフェめぐりで発見した、おひとり様でも気兼ねなく楽しめるお店をピックアップ。
日本一栗を愛する男の和栗専門店
今回黒猫がおすすめするカフェは、人気の散策スポット谷中ぎんざ商店街にある『和栗や』です。2011年にオープンした和栗スイーツ専門店ですが、常に行列のできる人気店で特に新栗のシーズンは整理券制(例年9月中旬~11月下旬頃)になります。こちらは、黒猫が大好きな和栗スイーツのお店のひとつで、自信を持っておすすめ出来ます!
オーナーの竿代さんは、日本一栗を愛する男としても知られていて、テレビ「マツコの知らない世界」の栗の世界に出演したほどです。栗好きが高じて、今では栗産地日本一の茨城県笠間市いわま地区で自社農園を持つようになり、約5ha(15000坪)の栗畑で、竿代さん自ら栗の栽培をされています。
お店で使われる和栗は、この自社農園と同地域で生産した厳選された無燻蒸栗のみとのことです。この和栗に対するこだわりから、栗好きの聖地とも言われています。
絞りたてモンブランの元祖で必食の絶品モンブラン2品
店内メニューのおすすめは、オーダーを受けてから厨房で絞る作りたてモンブラン。今では、かなり多くのお店で絞りたてモンブランが登場していますが、モンブランと言えばテイクアウトのケーキの時代に、お店で味わう絞りたてのモンブランを最初に始めた先駆者が「和栗や」です。
「モンブランデセル」
こちらは、通年メニューの絞りたてモンブラン。セットのお茶も、ぜひ良く味わってみてください。有機質肥料による土作りから製茶迄を自身で手がける名人の小室栄寿さんの小室園のお茶を使っています。このお茶が、本当に美味しくてモンブランデセルとの相性がピッタリです。
まず表面の和栗クリームをひと口。絞りたてならではの、ふんわりと空気を含んだ食感と、和栗の風味を活かした和栗クリームの美味しさに、今まで食べてきたモンブランは何だったんだ! と衝撃を受けると思います。
中に隠れているのは、北海道産低温殺菌の純生クリーム。和栗クリームと合わせて味わえば旨さ倍増です! 土台にもなっている茨城・奥久慈産平飼い卵を使用したメレンゲが、良いアクセントになって最後まで大満足の美味しさです。
「季節限定のプレミアムモンブラン」
いちごやブドウと違い、あまり栗の品種は知られていませんが、実は和栗は100種類以上の品種があるそうです。その中でも生産量がとても少なく一般市場に出回ることがほとんどない希少な品種「人丸」を使ったモンブラン。竿代さんが惚れ込んだ品種で自社農園でも作っており、毎年登場していますが生産量が少ないために新栗の季節(例年9月下旬~11月下旬)限定になります。
通年メニューのモンブランデセルを味わったときに、今までにない美味しさに衝撃を受けましたが、『HITOMALU』を初めて味わった時は、その味をさらに上回る衝撃を受けました。
まず濃厚さがすごい! それなのに後味が品良くすっきりとしています。今まで産地は確認することはありましたが品種は気にしたことがなかったです。やはり品種によりこんなにも違うと実感しました。『HITOMALU』がある時期は、ぜひ味わってほしい逸品です。
最後まで和栗を味わい尽くせ! テイクアウトにも注目
同店では、店内での飲食の他にもテイクアウト商品を販売しています。
中でも黒猫おすすめが、不定期に販売される「栗おこわ(写真左)」と「いわまの焼き栗」。氷温熟成させた栗を使用した絶品の品で、特に「栗おこわ」は、黒猫史上No.1の美味しさ! お店のSNSなどで、販売時の告知がありますが見つけたら買いですよ。
●SHOP INFO
店名:和栗や
住:東京都台東区谷中3-9-14
営:11:00~18:00(LO.17:00)
休:月曜(春・秋の繁忙期は無休)
●著者プロフィール
ミスター黒猫
カフェ・純喫茶・パンケーキ・スイーツの店を年間1000店以上訪問。特にパンケーキは雑誌で「日本一パンケーキを食べる男」と紹介される。SNSで8万人を超えるフォロワーに毎日情報発信のほかに、テレビ・ラジオ・webメディアでも活躍中。
Instagram:https://www.instagram.com/mr_kuroneko/