●錦糸町にある二郎インスパイアラーメン店の特盛を食べてきた!
東京23区東部で最大の歓楽街がある街・錦糸町。飲食店が多いため、大盛り、デカ盛りを出すお店も実は結構あるんです。

実はこの店、営業時間が11時30分~15時、そして週末や祝日は休みになる平日昼限定の店。錦糸町在住者でも別の場所で勤めていたら食べたことのない、逆に言えば、平日の昼に錦糸町に来る用事があれば食べることができる、「知る人ぞ知る店」だったりします。
そして、食券機はなく、口頭で直接注文。カウンターテーブルにはメニューが置いてあり、ラーメンは「三郎らーめん」、「豚麺」、「中華そば」の3種。あとは「味玉」(100円)や「長ネギ」(100円)、「肉2枚」(200円)などのトッピングです。

メニューの左下には、麺のボリュームの説明が。太麺の場合、中盛りだと茹で後340g、大盛は510g、特盛だと680g。おそらくだけれど、スープが200~300mlぐらい? となると、中盛りで600g前後、大盛で700g台後半、特盛で900g台ぐらいになりそうです。あくまでも麺とスープだけの量ですが。
今回は、店名がついている「三郎らーめん」で、ボリュームは特盛を注文。ちなみにヤサイとニンニクは、無料トッピングなので、メニューを伝えた後に「少なめ・普通・多め」のどれがいいのか聞かれます。ここはヤサイ多め、ニンニクは普通でオーダー。果たしてヤサイ多めはどれくらいなのか? ワクワクしながら出てくるのを待ちます!
この山を待っていた!「三郎らーめん・特盛(ヤサイ多め)」1433g!

待つこと数分。目の前にやってきたのは、ヤサイ山盛り「そうそうこの山でしょ!」と言いたくなる山盛りの一杯。早速計測すると、直径20cmのどんぶりに、高さ約15cm(下の皿の分を除く)、重さ1433g(どんぶりの重さを除く)。
勝手な推測ですが、ヤサイ、チャーシュー、ニンニクなどが400~500gぐらい入っているということ? 麺が680gで具が400~500gならいいバランスです。ヤサイたっぷりだと、やっぱり背徳感が低くなるのがうれしい~たとえそれがデカ盛りでも!

「麺は、ストレートの太麺です。スープは豚骨で、タレは醤油、ヤサイを盛り付けた最後に、かえしをしっかりかけているんですよ」と話す店長。具は野菜とチャーシューのみで、豚バラのチャーシューは1日かけて作っているとのこと。スープはもちろん、二郎インスパイア。豚骨の味と香りにこだわり、器にスープや麺を入れる前に、背脂チャッチャしています。
お客さんのほとんどは中盛を注文するそうです。

特盛ができたきっかけを聞いてみると、「もっと多めにできないの?」というお客さんからのリクエストだそうです。大盛りでは物足りなかったお客さんがいたからこそ誕生した特盛です。
卓上にある味変アイテムは一味のみですが「『生卵』(50円)が人気ですよ」と店長。「味玉」(100円)もあるけれど、「生卵」(50円)の方が人気なのは面白い。まろやかにして味わおう、というお客さんが多いのかもしれません。
「三郎らーめん・特盛(ヤサイ多め)」1433gは、卓上の一味をアクセントに完食を目指せ!

豚骨の甘さ、背脂の濃厚さ、そこにしっかりコシのある太麺。もたれるようなくどさはなく、むしろ重厚感のある旨みがグイグイ感じられる味わい。そして食べても食べても、掘っても掘っても熱々の麺が出てくる! さすが特盛です。
卓上に一味があるのにも食べ進めていくうちに納得。豚の甘みで口の中が満たされるので、味変をしたくなったら一味で辛さをプラスすることで、いいアクセントになって食べ進められます。
時間はややかかったけれどなんとか完食! 背脂チャッチャがあると、やはりスープに膜ができて冷めにくいから、途中まで熱々で味わうことができました。
まとめ
ということで結論! 「三郎らーめん・特盛(ヤサイ多め)」は、モヤシシャキシャキ、麺ツルツル、スープトロトロなど、いろんな食感が楽しめていい! 後半になればなるほど濃厚になってくるので、一味や、「生卵」(50円)などを投入して味変を楽しむのもおすすめです。次回は、同じ太麺でチャーシューたっぷりの「豚麺」にするか、細麺の「中華そば」にするか。平日ランチタイムに、錦糸町に来るチャンスがあったら、また食べに行きたいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:麺屋三郎
住:東京都墨田区江東橋3-3-4 江東橋スクエアビル1F
TEL:03-6659-9772
営:11:30~15:00(L.O.)
休:土曜、日曜、祝日