●連休を利用していつもより少しお出かけ気分の初詣はいかが? 新年を清々しい気持ちで迎えられる京都の人気初詣スポットと絶品グルメをセットでご紹介!
大型連休になる今年の年末年始。ちょっと遠出しようと計画している人も多いのでは?
今回は、新しい年の幕開けにぴったりな京都の人気初詣スポット5選と、一緒に楽しみたい絶品グルメをご紹介。
※京都の初詣スポット5選とおすすめグルメはこちら
・京都祇園 八坂神社/グリル富久屋「フクヤライス」、プチシャレ「焼きチーズカレー」、あのん祇園本店「あんぽーね」、亀屋清永「清浄歓喜団」
・平安神宮/セクションドール「黄金比率のタンドリーチキン」、六盛「スフレ」
・伏見稲荷大社/伏水酒蔵小路「十八蔵のきき酒セット」
・下鴨神社/加茂みたらし茶屋「みたらし団子」、出町ふたば「豆餅」
・北野天満宮/粟餅所 澤屋「粟餅」、たわらや「1本うどん」
厄除けと縁結び、美容の神様も参拝できる祇園の芸舞妓さんにも人気の「八坂神社」

古くから「祇園さん」と呼ばれて京都の人々に親しまれている「八坂神社」。祭礼の祇園祭は、京都の夏の風物詩にもなっています。古来より主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)は、あらゆる災いを祓う神様として信仰されています。また、境内には縁結びの神様とされる「大国主社(おおくにぬししゃ)」と、美の神様「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」が祀られているため、縁結びと美容を祈願したい女性のパワースポットとしても人気です。

祇園に位置する八坂神社エリアには、おいしいお店がいっぱい。まず訪れたいのが、京都五花街の1つ、宮川町にある創業1907年の老舗洋食店『グリル 富久屋』。芸妓さんの「やわらかオムライスが食べたい」というリクエストから誕生した「フクヤライス」は、とろとろの半熟卵の上にトマトやマッシュルームがトッピングされた名物オムライスです。
半熟オムレツの下には、ハムと玉ねぎが入ったシンプルなケチャップライスが。そこにふわとろ卵に絡んだハムやマッシュルームがマッチして、柔らかい口当たりと懐かしい味わいを感じる一皿です。
●SHOP INFO
店名:グリル富久屋
TEL:075-561-2980
住:京都府京都市東山区宮川筋5-341
営:12:00~21:00(L.O.20:30)
休:木曜、第3水曜休
>>『グリル富久屋』の詳細記事はこちら
近隣グルメ2:チーズ専門店『プチシャレ』の「焼きチーズカレー」

同じく宮川町にあるチーズ専門店『プチシャレ』では、ランチにいただける「焼きチーズカレー」に注目を。スパイシーなキーマカレーにたっぷりと乗ったチーズの深いコクが溶け合い、おいしさはもちろんのこと、ボリュームも満点。専門店ならではの、チーズが主役のカレーです。

フランスの伝統的なブルーチーズ、ロックフォールを使った「レアチーズケーキ」もおすすめ。
●SHOP INFO
店名:京都のチーズ屋さん プチシャレ
住:京都府京都市東山区新宮川町通五条上ル山田町494
TEL:075-531-5001
営:11:00~22:00 月曜のみ~20:00
休:火・水曜
>>『プチシャレ』の詳細記事はこちら
お土産:『あのん祇園本店』の手づくりもなか「あんぽーね」

お土産探しと休憩に立ち寄りたいスポットが『あのん祇園本店』。こちらで人気なのが、手づくりもなか「あんぽーね」です。最中の皮に、粒あんとマスカルポーネチーズクリームを自分で詰めるもので、甘じょっぱい組み合わせが大人気。分量を調整して自分好みにできるところも楽しいですよね。

粒あんとマスカルポーネの小瓶に最中の皮がセットになったボックス入りはお土産に最適です。こちらの店舗にはカフェを併設。「あんぽーね」と店舗限定のスイーツが一緒に食べられるスイーツセットもスタンバイしています。庭を眺めながらほっとひと息してみてはいかが。
●SHOP INFO
店名:あのん祇園本店
住:京都府京都市東山区清本町368-2
TEL:075-551-8205
営:月~金12:00~20:00、土10:00~20:00、日・祝10:00~18:00
休:火曜日
>>『あのん祇園本店』の詳細はこちら
お土産:1000年続く老舗『亀屋清永』の「清浄歓喜団」

歴史ある古都ならではのお菓子があるのをご存じですか? 八坂神社の目の前にある和菓子の老舗『亀屋清永』にある「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」は、なんと1000年もの歴史があるお菓子です。

「清浄歓喜団」は、奈良時代に中国から伝わったという唐菓子(からくだもの)の一つで、仏教伝来とともに日本にやって来たのだとか。胡麻油で揚げられた皮はかなり堅く、中にはあんこが入っています。宗教的な意味合いのあるお菓子なので、あんこに混ぜ込まれたハッカや丁子、ニッキ、白檀など七種の香りが特徴。いつもの食べるお菓子とはひと味もふた味も違い、京都気分も上がりそう。
●SHOP INFO
店名:亀屋清永(かめやきよなが)
住:京都府京都市東山区祇園石段下南側534
TEL:075-561-2181
営:8:30~17:30
休:水曜
>>『亀屋清永』の詳細はこちら
縁結びのパワースポットで大人気! 美しい朱色の社殿が構える「平安神宮」

明治28年、平安遷都1100年を記念して京の人々の力により創建された「平安神宮」は、日本で初めて神前結婚式が執り行わられたことに由来し、縁結びのパワースポットとして知られています。社殿は平安京の正庁、朝堂院が約8分の5の規模で再現され、大極殿(だいごくでん・外拝殿)・応天門(おうてんもん・神門)などは創建に造営。以降も増改築や大修理を経て、現在の壮麗な姿を成しています。
近隣グルメ1:ミシュランも認めた『セクションドール』の「黄金比率のタンドリーチキン」

平安神宮詣での際に立ち寄りたいのが、タンドリーチキン専門店『セクションドール』です。ミシュランのビブグルマンを獲得した同店のメニューは、なんとタンドリーチキン一択。

お皿に美しく盛られた「黄金比率のタンドリーチキン」は、野菜とチキン、パンがセット。主役ともとれるほど何種類もの野菜と、ナイフとフォークでいただくチキンは、素材に合わせたスパイスや塩味が絶妙。今までのタンドリーチキンのイメージを覆すようなおいしさです。それぞれの旨味をしっかりと吸収したパンとともに味わってみて。
●SHOP INFO
店名:セクションドール(Section D’or)
住:京都府京都市左京区岡崎西天王町84-1 M&M’s APARTMENT 1F
TEL:075-752-2249
営:11:30~15:00、17:30~21:00
休:火曜
>>『セクションドール』の詳細はこちら
お茶タイムに:老舗料亭のカフェ『茶庭』の名物スフレ

平安神宮すぐそばにある、老舗料亭『六盛』に併設されたカフェコーナー『茶庭(さてい)』では、SNSや雑誌で大人気のスフレを。老舗料亭の趣に一瞬緊張しますが、中でカフェ利用を伝えればカフェコーナーに案内されるのでご安心を。話題のスフレは焼き上がりまで25分ほど。おしゃべりを楽しんだり、中庭を眺めているとふわふわのスフレが登場します。
ココット皿から溢れ出る生地の可愛いビジュアルの膨らみに穴をあけ、軽く混ぜ合わせたソースを流し込んで仕上げます。
●SHOP INFO
店名:六盛 スフレ&カフェコーナー 茶庭(さてい)
住:京都府京都市左京区岡崎西天王町71
TEL:075-751-6171
営:11:30~15:00(L.O.)
休:月曜(祝日の場合は振替)※12月24日~1月1日はお休み
>>『六盛 スフレ&カフェコーナー 茶庭』の詳細はこちら
千本鳥居をくぐればどんな願いも叶う?清少納言も参詣した「伏見稲荷大社」

全国各地の稲荷神社、約3万社の総本宮「伏見稲荷大社」。その歴史は長く、かの清少納言も参詣したといわれ、そのことが枕草子にも綴られています。伏見稲荷は商売繁盛、五穀豊穣の神様として信仰を集めていることはもちろん、本殿奥にある千本鳥居は「通れば願い事が叶う」と言われ願掛けスポットとしても大人気。千本もの鳥居が連なる荘厳な様子に、日本のみならず、海外からも多くの人が参詣しています。
伏水酒蔵小路できき酒を

伏見といえば京都隋一の酒どころ。なんといっても伏見エリアでのおすすめは、『伏水酒蔵小路』の「十八蔵のきき酒セット」です。ずらりと並ぶ18種類は、すべて冷酒。左上には一番冷えた状態がおいしい甘口な食前酒が、そこから右へと進むにつれて、常温で辛口なタイプになっていきます。

「伏水酒蔵小路」には屋台村を併設し、おでんや唐揚げなど定番のおつまみをはじめ、「十八蔵のきき酒セット」と海鮮の乾き物が一緒に楽しめる「海鮮炙りおまかせ五種盛りセット」を用意。炭火と七輪で炙った乾き物をお酒と味わえる……お酒好きにはたまりませんね。伏見稲荷大社から少し離れていますが、伏見の銘酒は新しい年のスタートにぴったり! 参拝の機会に足を運んでみてください。
●SHOP INFO
店名:伏水酒蔵小路
住:京都府京都市伏見区納屋町115
TEL:075-601-2430
営:11:30~23:00(L.O.22:30)
休:火曜
>>『伏水酒蔵小路』の詳細はこちら
悠久の歴史と自然が織りなす世界遺産「下鴨神社」で縁結びと美麗を祈願

賀茂川の下流にある「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」は、下鴨神社と呼ばれる京都の古社。古からの植生を残す「糺の森」は、55棟の国指定重要文化財の社殿と併せて世界文化遺産に登録されています。
平和と安穏を祈願する守護神であるとともに、末社「相生社」は縁結びの霊験あらたかな場所として有名。
近隣グルメ:門前にある『加茂みたらし茶屋』のみたらし団子

下鴨神社の門前菓子として親しまれている『加茂みたらし茶屋』。ここはみたらし団子の発祥の店とされ、茶屋らしい甘味が揃う中、一度いただきたいのはやはり看板メニューの「みたらし団子」です。もともと「みたらし」は「御手洗」という下鴨神社内の池の名前で、この池に湧く水の気泡に見立ててお団子が作られたのだそう。

串に刺さった5つのお団子が4つと1つに分かれているのはお団子の上を頭、下の4つを両手足に見立てた人形(ひとがた)として神様に捧げ、無病息災を祈ったことに由来しているそう。こちらのお団子は表面がカリっと、中はぎゅっと詰まった食感。甘さと香ばしさ、コクを感じるタレをかけながらおいしくいただけます。お持ち帰りもできるので、発祥の味をお土産にぜひ!
●SHOP DATA
店名:加茂みたらし茶屋
住:京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
TEL:075-791-1652
営:9:30~19:00(L.O.18:00)
休:水曜
>>『加茂みたらし茶屋』の詳細はこちら
学業成就と合格祈願の聖地、天神さまの総本社「北野天満宮」

平安時代に貴族、政治家だった一方、若くして多くの学問を修め、学者でもあった菅原道真公を御祭神として祀り、全国約1万2000社ある天満宮と天神社。近くの天神さまへ合格祈願したことがあるという人も多いのではないでしょうか? その総本社が「北野天満宮」です。合格祈願や学業成就のほか、文化芸能の社としても信仰されています。
近隣グルメ1:『粟餅所 澤屋』の粟餅

落ち着いた雰囲気が漂う『粟餅所 澤屋(あわもちどころ さわや)』は、北野天満宮の鳥居のすぐ近くにある甘味処。1682年の創業から続く看板商品「粟餅」は、かつて五穀に数えられ貴重な穀物だった「粟」を使ったお餅です。

イートインは、こしあん3つときなこ2つの「白梅」、こしあん2つときなこ1つの「紅梅」2種類。注文すると職人さんが粟餅を丸めてあんこときなこをまぶしてくれます。
●SHOP INFO
店名:粟餅所・澤屋(あわもちどころ・さわや)
住:京都府京都市上京区北野天満宮前西入紙屋川町838-7
TEL:075-461-4517
営:09:00~17:00
休:水・木曜、毎月26日
>>『粟餅所・澤屋』の詳細はこちら
近隣グルメ2:老舗うどう屋『たわらや』の名物は一本うどん

北野天満宮の門前では、ちょっと珍しいうどんが食べられます。それは、創業400年の老舗うどう屋『たわらや』の「名物うどん」、通称「1本うどん」。

丼に入っている極太のうどん1本の長さは1メートル50センチ! ただ、安全性と食べづらさを考慮し、実際には1本を半分にカットした2本で提供しているそう。とはいえ、持ち上げるとかなりのインパクト。すっきりとしたカツオ風味の出汁に、小麦が香るツルリとしたモチモチの麺に老舗のこだわりを感じます。
●SHOP INFO
店名:たわらや
住:京都府京都市上京区御前通今小路下ル馬喰町918
TEL:075-463-4974
営:11:00~16:00(L.O.15:30)
休:不定休
>>『たわらや』の詳細はこちら