●スーパーマーケットで1年中みかける食品にも旬あり。日本の健康食にして、食卓に欠かせない納豆は、1月から3月が旬とされています。
日本の伝統的な発酵食品の中でも一際、個性的な食品が納豆です。独特の香りとねばりゆえに苦手な人と、毎日欠かさないほど好きな人と、極端な食べ物でもありますね。

通年売られている商品ではありますが、実は納豆にも旬があります。というのも、大豆が収穫される時期が11月から12月頃で、この大豆を使って仕込んだ納豆が、いわゆる旬の納豆ということになります。
そのため、売り場に並ぶのが1月から3月頃と予想できるため、今並んでいる納豆が旬という見立てです。
おすすめの納豆4選

納豆といっても、大粒、小粒、ひきわりなど様々。家族の中でも納豆の好みが違っていて、納豆は小さければ小さいほど良い、という熱心な小粒派、豆感があって食べ応えのある大粒が良いという大粒派、さらっと食べたいから柔らかめの中粒派、となぜかこだわりがすごい。
筆者おすすめは4つ、中粒の「川口納豆」(川口納豆)、極小粒の「東都極小納豆」(東都生協)、やや小粒の「丹精」(くめ納豆)、大粒の「雪誉」(オーサト)です。

納豆の一大産地である茨城県産の大豆の他、最近は北海道産の大豆を使用した納豆も増え、地塚大豆、スズマル、ユキシズカなど納豆づくりに適した品種も作られています。

たいていはご飯の上にかけて食べると思いますが、バターたっぷりのオムレツにしてパンの上にのっけて食べるのも気分が変わって良いものです。

よく焼き、よく炒めるのがポイント!「納豆チャーハン」の作り方
納豆チャーハンも良く作るのですが、チャーハンにするときは、「納豆は粘ってほしくない」という強いこだわりがあります。以前は、チャーハンにする前にざるで洗ってから使っていたのですが、もっと簡単な方法があります。
材料(1人分)
・納豆……1パック
・ご飯……茶碗1杯
・卵……1個
・塩コショウ……少々
・醤油(納豆のタレでもOK)……小さじ1
お好みでネギなど
作り方

1.油を多めにひいたフライパンで強火で炒める
<Point>表面がカリっと香ばしくなるまで両面焼くことで、粘りが弱くなる
2.納豆をしっかり炒めところに、レンジで温めたご飯と卵を入れる
<Point>とにかくご飯もしっかり炒めること。火加減はずっと強火。


以前、ラーメン店を取材したときに、チャーハンをおいしく作るコツを教えてもらいました。
「チャーハンは炒める飯と書く。自宅で作るならフライパンはあおらず、火から離さないように。米1粒1粒をしっかり焼くことを意識して」
しっかり火を入れることで、パラパラ感と米のしっとり感、納豆のほっくりとした甘みが出てきます。納豆をよく炒めることで、ねばーっとしないお店のようなチャーハンを作れます。
(撮影・文◎亀井亜衣子)