念願の鳥取旅の余韻に浸っていたある日のこと。ふと、あの卵をもう一度食べたい! と思い立ち、鳥取県・八頭町の大江ノ郷自然牧場が手がけるブランド卵「天美卵(てんびらん)」をお取り寄せしました。

この卵の魅力は、なんといっても育ち方にあります。にわとりたちは広々とした環境で平飼いにし、餌は国産のトウモロコシや魚粉、海藻、発酵おからなど20種類以上の天然素材が使われているそう。しかも抗生物質や薬品は一切不使用で、生で食べてこそその良さが際立つ一品なのです。

しかもうれしいのは、採卵したその日に出荷されるという新鮮さ。
さっそく、炊きたてのごはんを用意して、殻をパキッと割ると、濃いオレンジ色の黄身がぷっくりと現れ、白身はぷるんと弾力があり、見るからにツヤツヤです。

クセがまったくないのに、驚くほど濃厚。なめらかでコク深くて、口の中いっぱいに幸福感が広がります。ちょっと贅沢したい時や大切な人へのギフトにもぴったり。10個入りからお取り寄せ可能で、定期便もあるようです。

冷蔵庫にこの卵があるだけで、朝ごはんが待ち遠しくなります。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
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