●東京の立ち食い蕎麦屋を食べ歩く“立ち蕎麦マニア”が絶賛する豊島区椎名町の『南天』。その魅力をご紹介します。

 某企業の営業マンの先輩大西尊(タケル)さんと後輩の山根亮(リョウ)さんは、筆者が知る中でもかなりディープな立ち蕎麦マニア。この二人と知り合った経緯は前回の『うどん そば加賀』の記事で書いた通り。

 このコンビ、いつも2人で東京を中心に、千葉や埼玉まで社用車で営業に励んでいるのですが、ついでに実施しているのが、おいしいランチを食べること。特に多いのが立ち食い蕎麦屋めぐり。

 そんな2人が今回オススメしてくれたのは、西武池袋線・椎名町駅前にある『南天 本店』さんです。

立ち蕎麦マニアが絶賛する豊島区椎名町の『南天』の「肉そば」を食べてきた

「『南天』さんは〈肉そば〉で有名なお店です。早朝から深夜1時半までやっているので、出勤前に食べる人もお酒を飲んだ後にここに来る人もいます。もちろん、みんな肉そば目当てです」とタケルさん。

 ちなみに『南天』の創業は1998年。メディアでも何度も紹介されている有名店です。リョウさんにその「肉そば」の特徴を聞いたところ、次のように教えてくれました。

「まず、かなり肉の量が多いです。

一般的なものの1.5倍から2倍くらいあるんじゃないかな。太めでどっしりしたタイプのそばの量も多めです。つゆは濃いめで、これが肉とそばによく合うんです。僕は無料の天かすを山盛り入れて食べるのが好きですね」

 2人のお話を聞いて、居ても立ってもいられなくなった筆者、さっそく『南天』に行ってきました。

食べ応え満点の肉そばに大満足

立ち蕎麦マニアが絶賛する豊島区椎名町の『南天』の「肉そば」を食べてきた
店のスペースが小さいので、向かいのロータリーのベンチに座って食べている人も

 椎名町駅北口を降りると、小さなロータリーがあります。そのすぐ前に『南天本店』はありました。扉のないオープンタイプの小さなお店です。

 外スペースを使っても、大体4~5名でいっぱいになるせいか、テイクアウトする人も多く、中にはロータリーのベンチに座って蕎麦をすすっている人もいます。

立ち蕎麦マニアが絶賛する豊島区椎名町の『南天』の「肉そば」を食べてきた
肉そば以外にも色々種類があり、うどんもあります

 さっそく一番人気の「肉そば」(550円)を注文。ちなみに「肉そば」と言うと温かいそばになるので、冷たい肉そばを食べたい場合はきちんと伝えましょう。

 また、「肉そば」の肉量はかなり多いのですが、さらに多くしたい人もいるようで、「肉そばダブル」(700円)というのもありました。

 というわけで、「肉そば」を実食。

立ち蕎麦マニアの2人が言っていたように、豚肉がたっぷり! その豚肉の脂が適度に溶けた、甘めのつゆがたまりません。

立ち蕎麦マニアが絶賛する豊島区椎名町の『南天』の「肉そば」を食べてきた
太めのお蕎麦が特徴

 蕎麦はしっかり太めで、かみごたえもあります。また卓上に天かすが置いてあり、こちらは入れ放題。たっぷり入れて食べてすすってみると……最高においしい!

立ち蕎麦マニアが絶賛する豊島区椎名町の『南天』の「肉そば」を食べてきた
天かすは入れ放題[食楽web]

 訪れた日は猛暑でしたが、椎名町の『南天』の「肉そば」は、まさに夏の暑さに負けないスタミナフードだと思いました。ぜひ、みなさんも食べに行ってみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO
南天 本店

住:東京都豊島区長崎1-2-2
営:5:30~翌1:30
休:不定休

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