●「べちゃっとしておいしく作れない」と悩む人が多い「チャーハン」。そんな悩みを解決して、お店のようなしっとりパラパラに仕上げるコツを、プロの料理家が伝授します。

 おうち中華の定番料理「チャーハン」。家庭それぞれの味わいも魅力ながら、作ってみると、どうしてもべちゃっとなりがち。

 でも、ちょっとしたコツで、お店で食べるような「しっとりパラパラ食感」のチャーハンを作ることができるんです。

 その秘密は、「炒める前のお米のコーティング」。簡単なのに、誰でもお店のような食感に仕上げることができる、プロ直伝のレシピをご紹介します。

おいしく作るコツを伝授! 「王道チャーハン」のレシピ

【お悩みレシピ】チャーハンがしっとりパラパラにならない…そのコツ、プロの料理家がお教えします

◎材料(1人分)

・長葱……5cm

・ハム……2枚

・卵……1個

・温かいごはん……170g


A

・鶏がらスープの素……小さじ1/2

・塩……小さじ1/4

・胡椒……少々
・醤油……小さじ1/2

・油……大さじ1

◎作り方

1.ボールにごはんを入れ、5分ほど置き粗熱をとる
<point>熱々のご飯に白身を混ぜると固まることがあるので粗熱をとる。ご飯が固まるので冷ましすぎないことが大切。

【お悩みレシピ】チャーハンがしっとりパラパラにならない…そのコツ、プロの料理家がお教えします

2.長ねぎは粗みじん切り、ハムは小さめの角切りにする

3.ボールに卵を入れ白身の半量を1に加えて混ぜ合わせ、ごはん全体をコーティングする。残りの卵は溶きほぐす
<point>卵白のたんぱく質の成分がご飯粒をコーティングしてくれ、パラパラに仕上がる。
全卵を混ぜると具としての卵感を楽しめないので、残りの卵白と卵黄は具として使う。

【お悩みレシピ】チャーハンがしっとりパラパラにならない…そのコツ、プロの料理家がお教えします

4.フライパンに油を熱し、溶きほぐした卵を加え半熟状でごはんを加え、ほぐしながら中火で2分ほど炒める

<point>フライパンは大きめのものを使うと均一に炒めやすい。フライパンをあおると火力が弱まるので、火からフライパンを離さないようにしましょう!

【お悩みレシピ】チャーハンがしっとりパラパラにならない…そのコツ、プロの料理家がお教えします
火からフライパンを離さないのもポイント! [食楽web]

5.2を加え30秒ほど炒めたら、Aを混ぜ合わせ調味し、醤油を鍋肌から回しかけさっと炒める
<point>炒めすぎるとパサパサになり、しっとり感がなくなるので炒めすぎない。醤油を鍋肌から加えると焦げて香ばしい風味が引き立つ。

【お悩みレシピ】チャーハンがしっとりパラパラにならない…そのコツ、プロの料理家がお教えします

5つの「しっとりパラパラ」ポイント

【お悩みレシピ】チャーハンがしっとりパラパラにならない…そのコツ、プロの料理家がお教えします

1.ご飯を少し冷ます:次に混ぜる卵の白身が固まらないように。
2.炒める前に卵白を混ぜる:ご飯粒をコーティング、これが最大のパラパラポイント!
3.大きめのフライパンを使う: 全体を均一に混ぜやすくなります。
4.フライパンをあおらない: 火力が弱まらないようフライパンは火から離さないこと。
5.仕上げの炒め時間は30秒:ご飯がパサパサせず、しっとり仕上がります。

 ポイントを押さえてレシピ通りに作れば、誰でもあこがれのお店チャーハンが完成します。ぜひ一度試してみてくださいね。

(撮影・レシピ監修◎東京ソロごはん。)

編集部おすすめ