春の味覚として親しまれているタケノコ。柔らかな食感と、かすかに土を思わせる独特の香りは、一年のうちで限られた時期しか楽しめない貴重な味わいです。
そんな旬の食材を、いつでも気軽に楽しめるようにと生まれたのが、香川県三豊市の「風の谷ファーム」が製造するタケノコのおつまみです。
先日訪れた見本市で出会ったこの商品は、一口いただいた瞬間に「これは紹介しなければ」と思わせてくれるほど印象的な味わいでした。
タケノコの味と食感を最大限に生かす調理法

使用しているのは三豊市産の朝採れタケノコ。豆板醤や醤油でさっと炒めることで、旨味と香りをぎゅっと閉じ込めています。火を通しすぎないことでサクサクとした歯ごたえが残り、口に入れた瞬間に広がるみずみずしさと自然な甘みが際立ちます。
どんな食卓にも馴染む万能さ

豆板醤のほのかな辛みとごまの香ばしさが合わさり、噛むほどに食欲をそそるバランスの良い味わい。パンチの効いた風味ながら、後味は驚くほど上品です。そのままお酒のお供に、ご飯にのせたりお茶漬けにしたりとアレンジ自在。筆者は朝食や夕食にも食卓に上げてみましたが、どんな時間帯にも馴染む万能さに驚かされました。

手がける「風の谷ファーム」が拠点とするのは、三豊市山本町の河内地区。市街から車で30分ほど離れた山あいの小さな集落です。少量多品目栽培に取り組み、農家として自然と地域社会に向き合っているからこそできる商品づくりが魅力で、添加物を使用せず素材そのもののおいしさを実直に感じられます。
贈り物にも、自分へのご褒美にも

タケノコは、外国産が主流となりつつある中で、この一品を口にすると、国産には国産ならではの味があると実感させられます。サクサクとした食感、素材の旨味を引き立てる味付け、上品な後味。どれを取っても、生産者の手から生まれた商品ならではの説得力があります。
ごはんも進む「黒大豆味噌」もおすすめ

こちらの「黒大豆味噌 しそと青唐辛子」もおかず味噌として絶品。とにかくご飯が進む味! 味噌のコクとしその爽やかな香味、ピリッと後引く青唐辛子と絶妙なバランスです。こちらもパンチのきいた味付けですが、ニンニクは不使用なので朝から安心して食べられますよ。


「タケノコおつまみ」、「黒大豆味噌」など商品注文の際は、風の谷ファームのSNSから問い合わせ、また、三重県主催のイベントにて商品を販売することもありますので、ぜひ今後の活動をチェックしてみてくださいね。
(取材・文◎亀井亜衣子)
●DATA
風の谷ファーム
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