●蕎麦が好きでお酒が好きな小宮山雄飛さんが、美味しいお蕎麦屋さん、そして蕎麦屋呑みの魅力を伝える連載。今回は日本橋の名店『室町砂場 日本橋本店』を訪問。
明治2年創業、東京の蕎麦好きなら知らぬ者はいない、老舗中の老舗『室町砂場 日本橋本店』。
「砂場」というお店の名前の由来は、大阪城を作る際に砂を置いていた砂置き場にあったお蕎麦屋を、お客さんが「砂場」と呼び始めたことから。つまりは大阪が発祥ということ。
よく東京は蕎麦文化、大阪はうどん文化と言われますが、東京の老舗の「砂場」のルーツが実は大阪にあるというのが面白い。
これ、蕎麦好きの蘊蓄(うんちく)初級ですから、しっかり覚えておきましょうね。
名店『室町砂場 日本橋本店』の楽しみ方
さて、こちらには蕎麦前が色々ありますが、まずは名物の「あさり」(825円)で一杯というのが、こちらのお店ならでは。上品なダシであさりを炊いた、老舗ならではのしみじみ美味しい一品です。
合わせるお酒は、そば焼酎「那由多の刻」のそば湯割り(770円)。蕎麦そのものを食べる前に、焼酎と蕎麦湯で、蕎麦の香りを存分に楽しみます。
蕎麦前2品目は、珍しい「おかめ吸い」(1540円)。天ぷらそばから蕎麦を抜いたものを「抜き(室町砂場では「天吸い」と呼ぶ)」と呼びますが、こちらはおかめそばから蕎麦を抜いたもの。
かまぼこに海老、玉子焼きなど具沢山であれこれつまめるのが楽しい。器の底には海苔が敷いてあって、つゆを吸ってしなっとなった海苔がまた美味しいこと。
そして、なんと秋シーズン限定で、しいたけの代わりに松茸が入っているという、嬉しいサプライズが!
蕎麦前の後は2種類のおそばをたぐる
おそば1枚目は「別製ざる」(990円)。
ざるなのに海苔がかかってないと思うかもしれませんが、室町砂場ではそばの芯だけを挽いた更科粉を卵でつないだものを「ざる」、挽きぐるみ粉等のそば粉を二八の割合でつないだものを「もり」として、2種類のお蕎麦を出しているんです。
江戸前の濃いめのつゆをちょこっとつけて、真っ白の蕎麦を粋に楽しむ。更科特有のつるっとした喉越しと、歯で噛み切る時のパツンとした歯応えが絶妙です。
2枚目は室町砂場が発祥の「天もり」(2200円)。
暑い夏でも天ぷらそばを楽しめるようにと考案されたのが、天ぷらの入った温かいつゆと、冷たいそばの組み合わせ。
二八でカドがしっかり立った蕎麦は、まさに東京を代表する味。
エビや貝柱の旨みがつゆに溶け出し、天ぷらのごま油でコクが加わったつゆも、ざるそばのつゆとはまた違う味わいなので、ぜひとも両方頼んでほしい。
こちらの日本橋本店と赤坂店で、今までこのお蕎麦を何枚食べてきたことか。食べ盛りの頃は「量が少ない」なんて思ったこともありましたが、お酒と蕎麦前を嗜むようになってからは、むしろこの量が〆にちょうどいい。
明治から続く名店で、蕎麦の魅力をしっかり堪能しました。
●SHOP INFO
室町砂場 日本橋本店
住:東京都中央区日本橋室町4-1-13 砂場ビル
TEL:03-3241-4038
営:11:30~15:30、16:30~21:00(昼夜共に閉店30分前L.O.)
土11:30~16:00(閉店30分前L.O.)
休:日・祝
●著者プロフィール
小宮山雄飛
ホフディランのVo&Key担当。









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