台所で使う道具は、毎日の暮らしに一番近く、寄り添う存在。だからこそ、心が弾むような、お気に入りを見つけたいものです。
宮城県の被災地から生まれた「編んだもんだら」は、そんな思いに応えてくれるエコたわし。
「編んだもんだら」は、東日本大震災をきっかけに、宮城県北部沿岸地域のお母さんたちが中心となって作る手編みのたわしです。
もともとこの地域では、鍋の焦げを落とすために、ワラなどを束ねた「もんだら」と呼ばれる道具が使われてきたそうで、その土地に根付いた暮らしの知恵を現代の台所で使いやすい形にしたのが、このエコたわしだそうです。
この特徴的な見た目から一目ぼれ。タコやヒラメ、ウニなど、海の生き物をモチーフにしたデザインがシリーズ化されており、今回お迎えしたのは宮城県の名物である「メガブ」と「ホヤ」です。
一本一本の糸が編み込まれることで、繊維の間に適度な凹凸が生まれ、水だけでも汚れを絡め取る構造です。しっかり洗えるのに、洗いあがりはやさしく、手肌にも柔らか。何より、この見た目の可愛らしさで、後片付けの時間が捗ること。
ずるいですね。この見た目。ホヤの外側は指3本が入り、平面が洗いやすいデザインです。丸い突起が複数ついているので、しつこい汚れにもききます。
商品のタグには、誰が編んだか名前やニックネームが記されていて、それだけでも愛着が湧いてきます。被災後の暮らしの中で、編む人の生活リズムに合わせて、1個1個手作業で作られているそうです。
毎日使うものだからこそ、背景にある物語も含めて選ぶ。その選択が、遠くの誰かの仕事や暮らしにつながっていることを、「編んだもんだら」はそっと教えてくれます。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
編んだもんだら
https://kontenaooami.stores.jp/









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