2018年7月、新宿にオープンした『MENSHO SAN FRANCISCO』。ここは「麺や庄の」などを手がける、ラーメンクリエイターとして知られる庄野智治氏のお店です。
ここに「A5黒毛和牛醤油らぁめん」なるものがあると聞き、麺好き・肉好きの筆者は何はさておき新宿へ。ラーメンの具に使われる肉は豚か鶏が一般的ですが、牛、それもA5黒毛和牛とは気になります。一体どんなラーメンなのでしょうか。

新宿ミロードの7階にあるお店は明るく開放的で、おしゃれな雰囲気。オーダーから10分ほどでお目当ての「A5黒毛和牛醤油らぁめん」(1,950円)が登場です。なんと肉が丼を完全に覆っているではありませんか!「鹿児島産の黒毛和牛です」と店員さん。麺もスープも見えませんが、この迫力に食欲が刺激されます。

まずは肉から。歯を立てただけで溶けていくような食感です。う、うまい…。舌の上でとろける、という表現ではもったいないほどにやわらかくなめらか。
麺は歯ごたえとやさしい歯触りが特長で適度にコシがあり、噛むととろけていく印象。口とのどを一気に駆け抜けていくタイプの麺ではなく、口の中でスープとのからみをしばらく堪能できます。麺には“母なる穀物”とも呼ばれるキヌアが練り込まれているそう。キヌアには、脂質の分解や皮膚の代謝促進などの効果が期待できるビタミンB2が豊富に含まれ、美容にいいと言われています。そのせいか、店内は女性のお客さんが目立ちます。
さて肉ですが、しばらくすると変化が。カツオ出汁のスープに温められて、ふんわりした食感になり、高級なしゃぶしゃぶを食べているような印象に。ラーメンを食べに来て“しゃぶしゃぶ感”を味わえるとは…。ちょっと得した気分になってしまいました。
(取材・文◎松本壮平)
●SHOP INFO

MENSHO SAN FRANCISCO
住:東京都新宿区西新宿1-1-3新宿ミロード7F
TEL:03-3349-5874
営:11:00~23:00
休:なし
http://www.menya-shono.com/menshosf/