美味しいものが食べたい。でも体型のことも気になる。

そんな人のために、トレーナーの宮本健太郎先生がレクチャーする「筋肉メシ」。第3回目は、最近、宮本先生がハマっている「ささみプロテインバー」の話です。

 アスリート、モデル、スポーツ愛好者など、体を鍛えたい、絞りたい人にとって、プロテインを摂るのはもはや常識です。また、このコラムの第1回目に、一般の人もプロテインを積極的に摂ることが重要な理由はお話しました。

 私も毎日筋トレ後、プロテインパウダーを摂取しますし、小腹が減ったらチョコ味のプロテインバーを食べたりもします。しかし、こうしたプロテイン系は甘いものが多いのが難点。

 時には、甘くない塩味系でプロテインもしっかり摂れる携帯食も利用したくなります。そんな時、大活躍するのが「魚肉ソーセージ」。皆さんもおつまみなどで食べることが多いのではないでしょうか?

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

 材料に魚のすり身を使っているので動物性タンパク質が多いんです。甘ったるくなく、カロリーも控えめで、かつ1本100円程度とリーズナブル。1度に数本食べることができ、タンパク質摂取のアシストとして優秀です。

 しかし、最近、それに代わるすごい商品を見つけました。

それは『ナチュラルローソン』や『まいばすけっと』で販売している「PROFIT」シリーズの「ささみプロテインバー」と「SASAMI」の2つです。これらは、魚肉ソーセージにそっくり。よく見えると「ホモソーセージ」や「チーかま」を販売している会社『丸善』の商品でした。

高タンパク低脂肪の優秀な常備食!

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

「ささみプロテインバー」が優秀なのは、サラダチキンなどとは違い、「魚肉ソーセージ」同様にレトルト食品なので、常温で持ち運びできる点。さらにタンパク質の量が「魚肉ソーセージ」より多く含まれていて、超低脂質。保存料も使われていません。

 同社の「魚肉ソーセージ(ホモソーセージ)」と比較してみます。

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

 ね、明らかにタンパク質量が多く、カロリー、脂質、炭水化物、ナトリウム(塩分)が低いですよね。これは、材料を魚肉から、タンパク質が豊富で脂質やカロリーの低いささみに変えることで実現しているから。また、皮膚や軟骨、腱などを構成する物質コラーゲンを2000mg配合している点からも機能性の高さがうかがえます。

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

『丸善』の歴史を調べてみると、1954年に魚肉ソーセージ「ホモソーセージ」を販売して大ヒットを飛ばした食品製造・販売会社でした。さらに、1968年には、かまぼこにチーズを入れた「チーかま」を発売。当初は「おらが幸」というネーミングだったそうですが、わかりやすいネーミングに変えてこちらも大ヒット。

 この2つの看板商品は、美味しさはもちろん、魚のすり身やチーズを使っていて高タンパク低カロリーなうえ、常温で保存できて携帯に便利。その技術を利用して、2013年に出したのが、体を鍛える人向けに特化した「ささみプロテインバー」なのだそうです。

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

 ちなみにこのシリーズには「SASAMI」というのもあって、コンビニで売っているサラダチキンのような真空パックタイプですが、大きく違う点は、こちらも常温で保存できる点。

 フレッシュささみを加工して作っているそうで、これがジューシーで美味しいんです。味もプレーン、ブラックペッパー、レモンフレーバー、タンドリーチキンの4種類あり、1個あたりのタンパク質12.2g、脂質0.4gで、エネルギーは66kcal。 ※ブラックペッパーのみタンパク質11.9g、脂質0.5g、エネルギー64kcal

 こちらも「ささみプロテインバー」同様、運動後に食べられるのはもちろん、トレッキングなどの運動中に利用するのに最適です。

 この両者の商品ですが、携帯食としても優秀ですが、それだけではなく、自宅での食材としても普通に活用できます。例えば、チャーハンやサンドイッチを作る際に、少し焼き目をつけて合わせてみてください。

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

 ちょっとプラスするだけで、タンパク質が大幅に増量されるし、香ばしくて美味しいんですよ。ちなみに、丸善のHPやAmazonからも購入できます。ぜひ試してみてください。

http://www.mrz.co.jp/products/profit.php

今回の筋トレ「ドロップランジ」

 変則型のランジです。

これは内腿の内転筋、お尻の中臀筋、大臀筋、太ももの前の大腿四頭筋を鍛えることができます。

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

1.肩幅に両脚を開いて立ち、腕を胸で交差させます

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

2.腰を落としていきながら左脚を写真のようにクロスさせて立ち上がります。

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

3.続いて、反対側も同様に。リズムよく2と3を20回繰り返します。

 これを3セット繰り返してください。ダンベルなどを持ってやると、さらに負荷がかかり、より効率的に鍛えることができます。

(撮影・文◎土原亜子)

●お話を聞いた方

現役トレーナーに聞く筋肉メシ! 魚肉ソーセージ風の「ささみプロテインバー」は最高の筋肉のおやつだ!

宮本健太郎

『エベレストフィットネス』代表。日本体育大学卒 第一種高等学校教諭(保健体育)。全米ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。NSCA認定パーソナルトレーナー。大学生時代よりプロボクシングでの競技生活をスタート。競技引退後は某有名ボクシングジムのチーフトレーナーとして後進の育成に従事し、2011年から2018年3月までこの職を勤めトレーナーとしてのスキルを磨く。

今季夏より独立し、ボクシング&フィットネスのジム『エベレストフィットネス東高円寺』を経営。
https://everest-fitness.jp

編集部おすすめ