一昨年あたりから、世界的なカクテルブームが加速していますが、それに伴い、イタリアの有名リキュール「カンパリ」の人気が再燃しているのをご存知でしょうか?
どちらかといえば夏のイメージが強いカンパリですが、実は一年を通して楽しめるお酒なんです。というわけで、今回はカンパリの魅力を最大限に楽しむカクテルレシピをご紹介します。

カンパリはイタリアで1860年に生まれた蒸留酒。苦味のあるハーブと香り豊かな植物、そしてフルーツをアルコールと水の中に浸出させて造られています。オン・ザ・ロックで辛口のキリッとした刺激を楽しむのもいいものですが、濃厚なアロマと苦味によって“パーフェクトなベース”として、世界的に有名なカクテルの数々にも使用されています。
ちなみに、映画「007 カジノ・ロワイヤル」でジェームス・ボンドがオーダーしていたのは、カンパリにレッド・ベルモットとソーダを合わせた「アメリカーノ」。男性が一人カッコよく飲みたいときにもいいですね。
カンパリのおすすめの飲み方
ビター&スウィートな味わい
「カンパリソーダ」

分量
・カンパリ……30ml
・ソーダ……70ml
・オレンジスライス……1片
作り方
グラスに材料を注いで軽くかき混ぜ、オレンジスライスを飾る。
クラッシックカクテルの王様
「ネグローニ」

分量
・カンパリ……30ml
・レッド・ベルモット……30ml
・ジン……30ml
・オレンジスライス……1片
作り方
グラスに材料を注いで軽くかき混ぜ、オレンジスライスを飾る。
007も愛したカクテル
「アメリカーノ」

分量
・カンパリ……30ml
・レッド・ベルモット……30ml
・ソーダ……適量
・オレンジスライス……1片
作り方
グラスに材料を注いで軽くかき混ぜ、オレンジスライスを飾る。

甘さのなかに苦味がキリッと感じられるカンパリは、食前酒としてはもちろん、ベルモットやライ・ウイスキー、ワインと合わせて、食後のデザート酒としてゆっくり味わうのもおすすめです。
日本のバー業界にも追い風の予感! アジア大会も目前

ところで、カンパリは日本のバー業界でも注目度が高く、2018年11月にはカンパリのオリジナルカクテルを競う国内コンペティションが開催されました。
優勝したのは兵庫県・三宮にあるオーセンティックバー『Bar elixir de langue vie』の小川尚人さん。祖母への思いを込めたカクテル「ルナ ロッソ」で優勝。ミラノで開催されるアジア大会に進出が決定しました。アジア大会でもぜひ栄冠をつかんでほしいですね。
・・・・・・・
今年の冬は、イタリア生まれの赤い蒸留酒、カンパリと美味しい料理、楽しい会話で心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
●DATA
カンパリ
https://www.campari.com/ja