ゴルフの後に冷えたビールと旨い焼肉。この鉄板のコースは昭和の時代から日本文化の一つですよね。

実はここ、オーナーは女性で“肉食女子向けの焼肉屋”としてオープンしたのだそう。ん? じゃあ、男性はおよびでない? いえいえ、そんなことはありません。お店のコンセプトは「ゴルフと野球を軸に、アスリートとスポーツファンを焼肉で繋ぐ」こと。

オーナーである坂東枝美子さんは、創業32年の新富ゴルフプラザ(ゴルフ練習場)の二代目。メニュー開発は元プロ野球選手の藤田宗一氏、そして店長も元プロ野球選手の池田宇隆氏という顔ぶれ。3人の思いとレシピが集結し、ゴルフ好きも野球好きも肉好きも満足できる「NIKUZUKI」を誕生させたのです。期待値をグッと上げてさっそくメニューをチェックしましょう!
元アスリートが手がける身体にも舌にも優秀な肉

いきなり本丸登場。ゴルフボールの器から出てきたのは、300gはあるというハラミ。美しい! 美しすぎる。美しい肉はうまい肉。これを網にのせ、カットしながら焼いていきます。

アスリートに必須の肉の赤身の盛り合せ。左からミスジ、ロース、ランプ。これまた美しいまでの赤身。赤身といってもサシも入っています。これを1枚ずつ焼いていきます。

このビジュアルだけでビール一杯飲み干せます。これだけの肉ですから、焼き過ぎ注意です。特製のつけだれと、肉に合うようにブレンドされたごま塩をつけていただきます。うまい!

続いて、疲労回復にいいとされるビタミンBを多く含む豚肉の盛り合せ。焼肉=牛ではなく、おいしい肉という定義です。
女性オーナならではのセンスが光る前菜メニューの数々

キムチは漬物。だからもっとしんなりしているのが普通ですよね。ところがこれ、全然しんなりしていない、むしろサラダのような食感。それもそのはず、契約農家の採れたて白菜をその日に特製ヤンニョムと和えたものなんです。シャキシャキと名を打っていますが、その歯ざわり、シャキシャキなんてもんじゃありません。辛すぎず、「野菜食べてます!」感もあって女子ウケも間違いなし。おいしすぎて肉の前にお替わりしてしまいます。

肉がくるまでのつまみにはチャンジャをチョイス。チャンジャはタラの胃袋ですが、こちらは身の大きなタラの胃袋だけを使ったもの。

肉に自信があるからこその一品。噛み締めるたびに旨味が広がります。玉ねぎのスライスを巻いて食べると、風味とシャキシャキ感が加わってさらにおいしく食べられます。

かなりおなかもいっぱいになってきたので〆に。和牛の握りがなんと550円で食べられます。もちろん、味は言うことなし。おなかに余裕があれば、さらに「カルビクッパ」(980円)や「冷麺」(650円)もおすすめ。
肉の旨さに、こちらのお店の特徴であるゴルフと野球を忘れるところでした。毎週火曜日はゴルフの日、毎週水曜日は野球の日として、トークショーや関連イベントを行うそう。毎月第4火曜日は野球とゴルフの合同イベント「NBG会=Nikuzuki Baseball Golf」を開催。スポーツ業界とファンを繋ぐイベントとして、野球とゴルフを中心にミニセミナーなどを開催し、スポーツを通じた出会いとコミュニティを発信しています。
焼肉きっかけでゴルフや野球に興味をもったり、ゴルフや野球の仲間と焼肉で盛り上がったり、新しい楽しみ方を見つけてみてはいかが?
●DATA
店名:NIKUZUKI(にくずき)
住:東京都港区新橋2-9-17 第三常盤ビル2F
TEL:03-3501-0200
営:17:00~24:00(フード23:00L.O、ドリンク23:30L.O)
休:土曜日曜祝日※土曜日はイベント時のみ営業