「赤玉」といえば、ぶどうジュースのような香りとフルーティーで甘い味わいの果実酒です。1907年生まれという長い歴史を持つサントリーの商品ですが、昭和生まれの人にとっては懐かしいお酒の代表格です。
そんな赤玉をソーダで割った「赤玉パンチ」は酒場の定番。筆者も居酒屋では好んで注文するサワーのひとつです。最近ではコンビニに缶の赤玉パンチが売られていますが、10月1日から「ソーダでおいしい赤玉パンチ」という500ml紙パックタイプも登場しました。
紙パックタイプのいいところは、コスパの良さと好きな濃さで飲めるという自由度の高さ。せっかくなので赤玉パンチに合わせたくなる簡単おつまみもご紹介しましょう。
1:2で割るのが美味しく仕上げるコツ
「ソーダでおいしい赤玉パンチ」のおいしさを味わうには、まずはソーダで割るのがおすすめ。原液が甘めなので、ソーダで割ることですっきりした仕上がりになります。

まずはコップを氷で満たし、原液をコップの3分の1まで注ぎます。続いて、ソーダをグラスいっぱいに満たします。おいしく作るコツは、「ソーダでおいしい赤玉パンチ1:ソーダ2」の割合を守ること。レモンを飾るとさらにお店っぽくなりますが、お好みでOKです。


肉料理や濃い味付けのおつまみがぴったり
居酒屋で赤玉パンチを飲むときに、マリアージュを深く考える人はほとんどいないと思います。とはいえ、赤ワインがベースなので肉料理に合うのは間違いありません。

そこで、「濃いめの味付けなら魚を使ったおつまみでもありなのでは?」と思い、サーモンを使ったおつまみを作ってみました。まずはサーモン1柵(100g)を細かく刻みます。醤油小さじ2、ごま油小さじ2、砂糖小さじ1/2、塩こしょう少々 をよく混ぜ、そこにサーモンをイン。

あとはよく混ぜてお皿に盛り付け、最後に卵の黄身とネギをトッピング。「サーモンのなんちゃってユッケ」の完成です。

続いて作ってみたのが、サバ缶と豆腐を使ったスピードおつまみ。レシピらしいレシピはとくにないくらい簡単で、ボウルに鯖の味噌煮缶を開けたら、ミニの絹ごし豆腐1パックを加えてざっくり混ぜるだけ。鯖の味噌煮にしっかり味が付いているのでとくに味付けは必要ないですが、物足りなさを感じる人はめんつゆをちょい足ししてもいいでしょう。

今回はソーダで割って飲みましたが、コーラやオレンジジュースなど別の飲み物で割るのもアリ。個人的には少し辛口のジンジャーエールで割って飲むのがお気に入りで、生姜のピリッとした辛さがクセになります。
「ソーダでおいしい赤玉パンチ」は晩酌するのにいいですし、ホームパーティに用意しておけば来客にも喜ばれそう。
●DATA
赤玉パンチ
https://www.suntory.co.jp/wine/original/akadama/can/
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。