緊急事態宣言が出され、なかなか自由に外食ができない状況の中、テイクアウトのお店が人気を集めています。東急大井町線・荏原町駅を出て徒歩数十秒、三間通りと呼ばれる商店街に入ってすぐの場所にある『カリッジュ』も、そんなお店のひとつ。

こちら、愛媛県新居浜市に本店を置くテイクアウト専門のからあげ屋さんで、からあげグランプリで最高金賞1回、金賞6回に輝いた名店中の名店なんです。

からあげGP最高金賞のテイクアウト専門店『カリッジュ』の至極のからあげとは?

 メニューは王道とも言うべきモモ肉やムネ肉のからあげのほか、手羽先やカレー味、紅しょうが味など、おつまみにもおやつにも合いそうなものがそろっています。今回はこちらで「もも肉からあげ」(5個540円)と「ゆずこしょうからあげ」「辛いからあげ」(各3個390円)をいただいてきました。

金賞獲得のからあげの旨さに脱帽!

からあげGP最高金賞のテイクアウト専門店『カリッジュ』の至極のからあげとは?

 このからあげ、とにかく1個が大きく、およそ50g。とてもひと口では食べることができませんが、その分食べごたえは抜群です。

 さっそくスタンダードな「もも肉からあげ」から実食。カリッとした歯ざわりの衣です。揚げ油には、油切れのよいものを使っているそうで、さっぱりとした味わいに仕上がっています。味付けはしょうゆダレですが、意外にもあっさりしていて、その分肉の旨みがたっぷり。鶏肉ってこんなに美味しいんだ! と再認識させてくれるからあげです。肉はふっくらしていて肉汁もたっぷり。旨みと肉汁に衣が溶け込んでいくような食感で、実に完成度が高い!

「ゆずこしょうからあげ」は、柑橘系の爽やかさと微かなピリリ感が絶妙。

辛いというよりクールな印象です。からあげにレモンをかける人が多いようですが、筆者はゆずごしょうがもっとも合うと思っています。キリリと味が引き締まるからでしょうか。

からあげGP最高金賞のテイクアウト専門店『カリッジュ』の至極のからあげとは?

 そして「辛いからあげ」はハバネロスパイスを使用しているそうです。見ためも赤く、食べる前は口が火を噴くことを予想していましたが、意外にもそんな強烈な辛さではありません。辛さがじわじわと迫ってきて、飲み込む直前にフワッと花開くように広がる爽やか系の辛さ。実は子どもにも人気なんだとか。

からあげGP最高金賞のテイクアウト専門店『カリッジュ』の至極のからあげとは?

 さて、こちらの『カリッジュ』、元々はおかずになるからあげで働くお母さんを応援したいという思いでスタートしたお店なんだそう。ボリューミーで味もしっかりしていて、昼食や夕食のおかず、子どものおやつ、そしてお酒のアテにもぴったりなからあげです。「冷めても美味しいから」と翌日のお弁当用に買い求めていく人も多いのだとか。外出自粛が続く中、多忙なお母さんの強力な助っ人的存在になってくれるお店ですよ。

●SHOP INFO

からあげGP最高金賞のテイクアウト専門店『カリッジュ』の至極のからあげとは?

店名:カリッジュ 品川荏原町店

住所:東京都品川区中延5-7-5
TEL:03-6877-6556
営:11:00~20:00
休:水曜
※営業時間・定休日は変更になる場合あり

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。

一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。

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