夏が近づくと、「カルディ」の商品の中で手に取ってしまう商品がカレー。特にタイから直輸入している「ロイタイ(Roi Thai)」レトルトカレーです。
紙パック型が特徴的で、「グリーンカレー」や「レッドカレー」「イエローカレー」「マサマンカレー」など種類豊富なので、見たことや食べたことがある人も多いのではないでしょうか。カルディが誇る数あるエスニック食品の中でも、特にリピート率が高いと言われる超優秀ブランドです。

中でも一番人気は、最も辛い「グリーンカレー」。作り方はいたって簡単。鶏肉やエビ、タケノコ、ナスなど好きな具材を炒めて、1パックのスープ(250ml)を入れて煮込むだけ。調理時間15分足らずで、本場同様の緑色のサラサラしたグリーンカレーができます。青唐辛子の辛さ、スパイスの独特の風味、ココナッツミルクのコクのハーモニーで実に本格的。スープ状なので、ライスだけでなく米麺、そうめんなどにもよく合います。
前置きが長くなりましたが、今回の本題は、その「ロイタイ」商品の中でも、昨年までは見たこともなかった即席カップカレーライスについて。

この商品、即席というだけあって、まさにお湯を注ぐだけの「グリーンカレーライス」(248円)なんです。「ロイタイ」をリピートしている人でも、こんな即席カップがあることを知らないという人が多いと思います。実はこれ、最近、カルディ限定で発売された商品で、なんと、日清とロイタイがコラボして作った日本製。
思わずストックしたくなる本格的な味わい

即席の「グリーンカレーライス」は、もちろん蓋を開けて熱湯を注ぐだけ。5分待って、蓋に付属されていた専用ペーストを入れ、よ~くかき混ぜます。混ぜているうちに、レモングラスや青唐辛子、パクチーのような爽やかな香りが立ち込めます。たっぷり入ったお米、具材の揚げナス、パプリカ、鶏肉たちが、水分を吸収して蘇り、かき回す手が重くなってきたら食べ頃です。
お米や具材はもっちりしていますが、スープは、紙パックのカレースープと比較するとサラサラしすぎているような気がします。

ところが、食べてみるとグリーンカレーの味は、しっかり、くっきり、はっきり。青唐辛子のピリピリした辛さがシャープで、思った以上に辛い。「辛い、辛い」と口に出てしまうほどですが、食べ進むと、ココナッツミルクのまろやかさがやってきて、スプーンが止まらなくなります。
特にお米のふっくら具合が超優秀。即席カップライスを世界で初めて開発した日清食品だけあって、ご飯のクオリティが高いんです。最後までお米のサラサラ感が続きますが、「ロイタイ」のカレーをたっぷり吸ったご飯の旨みは、そんじょそこらの即席カップライスとはわけが違います! やっぱり「ロイタイ」のクオリティが高さを改めて感じました。
(撮影・文◎土原亜子)