大豆を使った植物肉は、ベジタリアンや美容・健康に気を使う人の心強い味方ですが、大豆特有の青臭さや旨味の少なさが原因で敬遠されることが多いのもまた事実です。
ところが、植物肉のスタートアップであるDAIZ(ダイズ)が開発した次世代植物肉「ミラクルミート」はひと味違います。
次世代ミラクルミートの旨味の秘密は「丸大豆」

ミラクルミートが“次世代植物肉”と呼ばれる理由は、原材料と製造方法にあります。一般的な大豆肉の主原料は、大豆の油を搾った後の残りもの。食感は動物肉に似ていますが、旨味が少ないのが欠点でした。一方、ミラクルミートの主原料は丸大豆。オレイン酸リッチ大豆を使用して大豆特有の青臭さとクセをなくしています。
さらに、旨みや栄養価を増大させるために「落合式プレッシャー法」というコア技術を採用。動物肉の食感に近づけるべく、大豆を押出成形機「エクストルーダー」にかけ、独自の膨化成形技術を使うなど、ミラクルミートは最新テクノロジーの賜物なんです。
「いしがまやハンバーグ」でもミラクルミートを味わえる!

ミラクルミートは公式オンラインショップとUber Eatsで注文できるほか、ハンバーグ専門店『いしがまやハンバーグ』でも味わえます。それが、牛肉とミラクルミートを50%ずつ配合した「プレミアムハンバーグライト」と、ミラクルミートを100%使用した「プラントベースミートハンバーグ」です。
「プレミアムハンバーグライト」は、牛の脂と、ミラクルミートのヘルシーさを合わせたいいとこ取り。牛の濃厚な旨み、脂の甘さを楽しめる一方で、ミラクルミートのおかけで獣臭さやしつこさは抑えられています。牛100%だと胃もたれしてしまうことが多い筆者でも、最後までおいしく食べられました。

一方、「プラントベースミートハンバーグ」は植物肉らしいふわっとした食感が特徴で、発芽大豆のまろやかな風味を楽しめます。
「ガパオライス」は青唐辛子の爽やかな辛さがクセになる

次は、オンラインショップやUber Eatsで味わえるメニューもご紹介しておきましょう。ひき肉をミラクルミートで代用したガパオライスは、噛めば噛むほど旨みが溢れ、ひき肉の良さが見事に再現されています。加えて、フレッシュな青唐辛子のスーッと抜けるような辛さも特徴。食べるだけで元気が出る爽やかな一品です。
これ以外には「キーマカレー」(1380円)や「チーズハンバーガー」(1580円)もおすすめ。どれもペロリと食べられるのに、しっかりとした味付けで満足感があります。美容・健康のためにカロリーの高いカレーやハンバーガーを我慢していた人にとっては嬉しいメニューですね。
低糖質の「担々麺」は本格中華の味わい

次に食べたのは汁なし坦々麺。ミラクルミートで作った肉味噌と低糖質麺を使用したヘルシーなメニューです。とはいえ味は本格中華そのもの。肉味噌がよく絡んだ麺を食べると、豆板醤や山椒のジワーッとした辛さが口の中に広がります。麺はコシがあるというよりはフワっとした食感ですが、そのぶんザーサイや枝豆のコリッとした食感がアクセントになっています。
ほかにも、「麻婆豆腐」(1380円)や「ルーローハン」(1380円)など馴染み深い料理も用意されています。特に麻婆豆腐は「言われなければ植物肉と気づかない人もいるのでは?」と思うほど動物肉そっくりの食感。もちろん、味も本格中華レストランで食べるような高級感のある味わいとなっています。
「ラザニア」など高級感あるサイドメニューも豊富

主食類のほかに、高級感あふれるサイドメニューも充実しています。たとえば、たっぷりのミラクルミートのミートソースと豆乳を使ったホワイトソースが合わさった「ラザニア」は、ホームパーティーにぴったりの一品。見た目に高級感があるのに加え、湯葉のような優しい口当たりが特徴です。
ほかにも、サイドメニューには野菜とミラクルミートがぎゅっと詰まった「シシカバブピタパン」(1380円)や「ブリトー」(1480円)、ハーブとガツンとくる塩気がお酒にも合う「ナゲット」(880円)といった料理が用意されています。
植物肉は固くて青臭さがあるというイメージを持っていましたが、ミラクルミートはそんな先入観を覆す正に次世代の植物肉でした。どのメニューも味付けがしっかりしており、これなら「美容・健康のために我慢して植物肉を食べている」という感覚なく食事を楽しめます。
今回ご紹介したガパオライスやラザニアなどのメニューは、Uber Eatsや、11月2日からスタートする公式オンラインショップで注文できるので、自宅で気軽に美味しい次世代植物肉を味わってみてください。
(取材・文◎山崎理香子)
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