「年明けうどん」をご存じでしょうか? うどんは太くて長いことから、長寿を祈る縁起物として食べられており、純白で清楚なうどんを年の初めに食べることで、その年の人々の幸せを願うというものです。
おなじみ『丸亀製麺』でも、2021年1月1日から11日までの期間限定で、2種類の年明けうどんが販売されます。
特大海老と神戸牛の競演にノックアウト!

まず一品目は、年明けの限定メニュー「特大海老天玉子あんかけうどん」をいただきました。ご覧の通り、特大の海老天が強烈な存在感を見せつけています。うどんの上にはとろとろの玉子あんが。そしてカニのほぐし身、ワカメ、三つ葉と彩りも美しい。具材から染み出た旨みもあって、玉子あんはやや海鮮風味。この玉子あんがやたら美味しくて、うどんを差し置いてしばらく飲んでしまいました。

玉子あんの下に控えるうどんを、カニのほぐし身と一緒にすすり込みます。ほどよくとろみのある玉子あんが、カニ身をうどんにうまく絡ませてくれます。さらにワカメと一緒にすすれば磯の香りが漂ってくるようで、ちょっと豪華な海鮮うどんを食べているような印象。
かき玉に覆われているので、うどんは当然アツアツ。

続いて2品目。楽しみにしていた「神戸牛と特大海老天うどん」をいただきます。こちらにも15cmほどもあろうかと思われる特大の海老天がドンとのっかり、その脇には神戸牛が。神戸牛といえば、肉繊維がきめ細かく、上品な甘みのある赤身と、とろりととろける融点の低いサシが特長の肉。これは贅沢!
また、肉と一緒に炊いた白ネギが入っているのがまたいいんです。神戸牛の甘い脂と白ネギの風味が溶け込んでいて、なんとも優雅な味。神戸牛は旨みと甘みが強い! と改めて実感。口の中でホロホロと溶けていくようです。

特大海老天を箸で持ち上げてみましたが、これがズッシリ重い! 衣がツユを吸っているからでしょうが、その重量感に驚かされました。海老は肉厚で、歯を立てると「プッツン」と爽快に噛み切れます。

というわけで、どちらのメニューも完食。お腹いっぱい、大満足です。体も芯からあったまりました。ちなみに「神戸牛と特大海老天うどん」はお持ち帰りはやっていませんが「特大海老天玉子あんかけうどん」は並・大のみ持ち帰りOK。贅沢な限定年明けうどんを、家庭でワイワイ楽しむのも、お正月らしくていいですね。
(取材・文◎松本壮平)
●DATA

讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺
https://www.marugame-seimen.com/
※価格はすべて税込