ここ数年の激辛ブームも手伝って、辛い食べ物の人気が上昇中です。辛さへの挑戦を楽しんでいる人も多いでしょうが、そもそも適度に辛い食べ物は新陳代謝を促進して、発汗作用を高めてくれるといわれています。

取材に伺ったのは『丸亀製麺 足立加平店』。全国の丸亀製麺で4月中旬ごろまで提供されている、期間限定の「うま辛担々うどん」と「辛辛担々うどん」をいただいてきました。「担々うどん? うどんで担々麺を作っただけなんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、ちょっと違うんです。
かつお粉が味の決め手の和テイスト「うま辛担々うどん」

まずは「うま辛担々うどん」から。名前に“担々”と付くだけあって、豚肉と鶏肉を唐辛子と一緒に炒めたそぼろがたっぷりのっています。さっそくひと口いただきます。「あれ…?」。中華料理店などで食べる担々麺のスープとは何かが違います。なんとなく、和のテイストを感じるのです。怪訝な顔をしていたのでしょう。「かつお粉を使っているんですよ」と丸亀製麺の広報スタッフさんが教えてくれました。

よく見ると、そぼろのそばにかつお粉があります。
激辛の辛ジャンが旨さを生む「辛辛担々うどん」

続いて「辛辛担々うどん」をいただきます。こちらもかつお粉がのっていますが、その近くに赤みがかったトッピングがあるのが確認できます。ハバネロなどを使用して作った「辛ジャン」で、辛さの元になっているんです。

試しにこの辛ジャンだけを箸で少し取って口に入れてみました。一瞬、ピリッとした辛さに襲われますが、さほど強烈な刺激ではありません。「なんだ、これなら大丈夫かな…」と思ったのも束の間、唇、舌、そしてのどの奥に辛さがじわじわと広がっていきます。う~む、これは油断していました。辛さの時間差攻撃! 思わず水をがぶりと飲んでしまいました。
ところが、この辛ジャンをしっかり混ぜて食べると、これが美味しいんです。辛さは強めですが、ここでもかつお粉が名脇役ぶりを発揮してくれて、丸みのある辛さにまとめてくれます。食べれば食べるほど食欲が増進していくよう。頬をつたう汗を拭きつつ、一気にすすり込めるほどの美味しさのおかげで、辛さに負けずに完食できました。
この担々うどん、並と大はテイクアウトも可能です。家庭や職場で楽しむのもアリですよ。
(取材・文◎松本壮平)
●SHOP INFO
店名:丸亀製麺 足立加平店
住:東京都足立区西加平1-2-29
TEL:03-5242-8018
営:月~木11:00~22:00、金~日11:00~20:00(閉店15分前LO)
休:年中無休
<販売店舗一覧>
https://www.marugame-seimen.com/menu/new/tantan2021/pdf/shoplist.pdf
※緊急事態宣言の影響で営業時間が変更になっています
※本記事の価格はすべて税込です