忙しすぎて一食抜いちゃった、すっごく体力使った、ストレスが溜まった、などなど、よっしゃ食うぞ~! って気合いの入る時ってありますよね。でもそこで、カロリーや油が気になり出すと、ガツッと食べたい勢いが削がれてしまう。
が、しかしっ! 背徳感かなり低めなデカ盛りが新橋にあるんです。それは『タンメンしゃきしゃき 新橋店』の山盛りタンメン! ランチタイムには行列ができることもある人気のタンメン、早速調査です!

券売機で「タンメン」(800円)と大盛り100円のボタンを押し、席へ。この大盛りボタンはあくまでも麺。追加料金なしの野菜増しは席についてから伝えます。「ぎょうざ」(5個450円)や肉増し200円も気になったけれど次回に。初めて入った店で野菜増しと麺増しでどこまでのボリュームになるか、確認してからじゃないと。
厨房からは鉄鍋を振るう音や香りなどが席までやってきます。一気にお腹空いてきた。果たしてどれくらいのボリュームなのか、そして本当に背徳感低めなのか。期待が膨らみます。
野菜の山が嬉しすぎる!野菜増し増し「タンメン」(900円)1569g

待つこと数分、目の前には出来立て、湯気の立つ山盛りタンメンが。早速計測です。
「麺は自家製麺で極太平打ち麺、スープは豚ガラ、鶏ガラ、煮干し、昆布などからとったもので、塩ダレは独自の岩塩ブレンドにコショウを足しています。具はキャベツ、ニラ、モヤシ、ニンジンに茹で豚バラ肉ですね」と話すのは店主の平山周作さん。

早速一口! 程よく塩気の効いたスープに、野菜の甘みがじんわり広がってきます。そして店名だけあって野菜が本当にシャキシャキ! 火の通り具合が絶妙。すっきりかつ、奥深い美味しさです。
いわゆるG系の大盛りヤサイマシマシとは違い、背脂や黒マー油などの油とか、分厚いチャーシューといった濃厚系ボディブローがやってこない。山盛りなのにヘルシー。食べ進めても体にドスっとこない。

そもそも、なんでこんなに野菜大盛りになったんですか?「大盛り自体は普通にあったんですが、食えるものなら食ってみろ、で段々大きくなっていったんですね。ただ、野菜なので完食していく人がほとんどです。タンメン+大盛り+野菜マシマシは1日に一人は注文が入ります。中には肉増し+200円にする人もいますが、みなさん食べていきますよ」。
とはいえ1.5kg超え。完食するためのおすすめの食べ方は?「卓上に店オリジナルのラー油があるので、味変を楽しむのもいいですね。声をかけてもらえれば刻みしょうがを追加料金なしでお出しします」。
ちなみに卓上にはオリジナルのラー油のほか、お酢、醤油、ホワイト・ブラック両方のコショウも。「常連さんは味を足しながら楽しんでいますよ」とのことなので、いろんな味変をしつつ楽しく味わうのが良さそうです。

そしてお約束の質問。どうやって食べ進めればいい?「お客様の中には小皿をください、という人もいて、野菜を移動してから食べる人もいますが、野菜をある程度食べ進めてから天地返しをしている人が多いですね。
「多いのは正義だ! ですよ」と微笑みながら話す店主。新橋でずっと前から追加料金なしで野菜増しをやっている店主ならではの深い言葉です。さらに、炊飯器の中にあるゴハンも無料サービス。麺や野菜を食べ切った後、残ったスープにゴハンを投入して締めのおじや風にしていただけます。お腹いっぱいの限界近くまでいくけれど、締めのゴハン、やっぱりうまいっ!

「新橋ならでは、なんですが、50代以上の人はラーメンを食べるときにゴハンを食べる、という人が多いんですよ。ラーメンライスの世代。だからゴハンのサービスをなくすのは難しいですね。飲んだ後にラーメンライス、さらに餃子もつける人もいますよ」。
個人的には、食べ進めて味に慣れてきたらコショウ大量投入。キレのある美味しさを楽しんだのちに、今度は自家製ラー油で刺激を追加。香ばしい香りが立ち上ってきて、舌にしっかり辛さが残ります。スープに溶かすより、野菜にラー油をかけて味わうのが、シャキシャキ食感といい相性かも。ラー油投入前に刻みしょうがをもらって味変をもう一段階楽しめばよかったかなぁとちょっと反省。小皿をもらって、野菜の一部を酢ラー油で味わうのもありだったかも。
ということで、背徳感ほぼなしで大盛りを楽しめた『タンメンしゃきしゃき 新橋店』。次回は「タンギョウセット」にして、餃子も味わいつつ、タンメンの味変をもっと色々挑戦したいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO

店名:タンメンしゃきしゃき 新橋店
住:東京都港区新橋4-6-7
TEL:03-6402-3380
営:11:00~22:00(L.O.21:45)(日により中休み15:00~17:00あり)
※まん防期間中は~20:00(L.O.19:45)
休:なし