●検証内容:おなじみ日清のシーフードヌードルとセブンイレブンで販売されているシーフードヌードル。商品名は同じだけど味は違うのか? 検証してみた
突然ですが、どうでもいいことに迷ったり悩んだりすること、ありませんか? 誰かに相談するほどのことでもないけれど、それが積もり積もって、気づけば大きなストレスとなってのしかかってくる…。

先日、セブンイレブンに行って、カップヌードルを買おうとしたときのこと。上の段にあった日清のカップヌードル「シーフードヌードル」を手に取ろうとしたら、下の段に、別の「シーフードヌードル」という商品があったんです。それはセブンイレブンのオリジナル商品でした。初めて見ましたが、同じ商品名じゃないですか…。

値段は日清のほうが231円、セブンのオリジナルは127円。どっちにするか迷いますよね。日清カップヌードルは、言わずと知れた日本を代表するカップ麺で、そのブランド力は絶大。でも後者のセブンオリジナルは格段にリーズナブルです。セブンイレブンだって日本を代表するコンビニですし。
正直言えば安いほうを買いたい。しかし、日清の「シーフードヌードル」はよく知っている味なので安心です。
しかし結局、このときはブランド力に負けて、日清のほうを買って食べました。いつもどおり、ちゃんと満足しました。が、心にモヤモヤが残ったのも事実。「セブンオリジナルのシーフードヌードルはどんな味なんだろう?」と気になるわけです。
こんなプチストレスは早めに払拭しておきたいと思ったのです。そう、バーンと思い切って2つとも買って食べ比べておけば、今後一生、この件については迷ったり悩んだりモヤモヤしなくなり、ストレスから解放されるはずです。というわけで、食べ比べてみました!
日清vsセブンのカップヌードルはどっちが美味しい?

まずはスペックから比べてみましょう。
・日清カップヌードル 「シーフードヌードル」(231円)75g 340kcal 食塩量4.7g 脂質13.6g
・セブンイレブンオリジナル「シーフードヌードル」(127円)75g 325kcal 食塩量4.2g 脂質12.6g
ちなみにセブンのほうは、サンヨー食品が作っているようです。どちらも「油揚げ麺」を使用しており、イメージカラーも青。かやくの種類もキャベツ、ネギ、味付け玉子、カニカマ、イカとまったく一緒です。というわけで、推奨量の熱湯を入れて3分待ちます。

3分経ってフタを開けると、具材の量はセブンオリジナル「シーフードヌードル」のほうが若干多く見えますが、1つひとつの具材は日清の「シーフードヌードル」の方が大きいです。
そしてスープを比較してみると、色はほぼ一緒ですね。スープだけを飲んでみても、魚介&ポークの動物系のダブルスープで、若干、日清のほうは塩味が強いけれど、さほど大きく違うわけではありません。

ところが、麺や具材を食べ始めて、違いが少しずつわかってきました。まず、日清の「シーフードヌードル」は塩味が強く、セブンオリジナル「シーフードヌードル」は醤油味が強い。これは麺自体の味が影響しているんじゃないかと推測されます。

さらに、日清の「カップヌードル シーフード」は大きめのイカやカニカマにより海鮮風味を強く感じますが、セブンオリジナル「シーフードヌードル」は海鮮風味ではあるものの、日清のよりも弱い印象です。
検証結果

というわけで、一気に食べ比べてみたわけですが、どっちか選ぶとしたら…ムムム…。また迷い、悩むのです。というのも正直なところ、そんなに大きな味の違いがないというか、かなり似ているからなんです。海鮮風味の強さ・塩味・醤油味の強弱はあっても、明らかに違うと言えるほどハッキリはしない。
せっかく食べ比べたのに、これからは迷うことなくこっちを買うぞ! という決め手に欠ける結果にはなりました。
そして何より、セブンイレブンのオリジナルヌードルは、安くても期待を裏切らない味だとわかり、ほかの味も試してみようと思えたのが、何よりの収穫でした。
(撮影・文◎土原亜子)