●調査内容:京都のデカ盛り有名店『洋食シエル』流の「クリームコロッケランチ」が独特の旨さと評判! 大きすぎるクリームコロッケは最後まで美味しく味わえるのか、実際に食べてみた。
世の中にいわゆるデカ盛りと呼ばれる料理はいろいろありますが、基本的にはおかずの数を多くして超大盛になっているタイプのメニューが多いと思います。
しかし今回後紹介する『シエル』という洋食屋の場合、デカ盛りとしては一風変わったメニューなうえに、ちょっと独特の美味しさ。街の洋食屋としても、京都のデカ盛り店としても、人気のお店ということで実際に食べてきました。
向島の大学そばにある老舗洋食屋『シエル』

『シエル』は京都府の宇治市、向島駅を下りて住宅街を20分ほど歩いた場所にあります。
お店の目の前には京都文教大学があるので、住宅街の洋食店でありながら学生の御用達でもあるというお店。学生向けデカ盛りということで、ボリュームがありながら安さと美味しさが保証されていて期待が膨らみます。

お店の入り口のメニューを確認すると、喫茶店ランチの定番メニューがズラリと並んでいます。この中で特に有名なのが、看板一番下の「クリームコロッケランチ」。
デカ盛りメニューでクリームコロッケというチョイスはあまり見たことないような気がします。
大きすぎる一点物「クリームコロッケ」は、最後まで美味しく味わえるのか?

しばらくして運ばれてきたのがこちら。実物を目の前して、しばらく絶句してしまいました。大き目のお皿の上にラグビーボール型のクリームコロッケがドーンと1個のっています。

写真では若干伝わりづらいのですが、このクリームコロッケ、あまりにも規格外。大きさが20cm程あって、小さめのお弁当箱くらいのサイズ!

数ではなく1個の大きさが巨大。しかもそれがクリームコロッケという、他では見かけないメニューですが、やっぱり気になるのは“味”。
まず外側を覆う衣はカリッカリ。クリームコロッケの衣というと、薄くて柔らかいのが一般的ですが、シエルのクリームコロッケの場合、キメの細かい衣をどっしりまとっていて、食べ応えがあるタイプとなっています。
衣の中身はというと、玉ねぎやキノコなどがたっぷり。熱々トロトロのベシャメルソースの粘度も高めです。

普通のクリームコロッケはどこまでも優しいクリームの滑らかさを楽しむのに対して、シエルの場合は具材の存在感も込みで楽しむ、具沢山なグラタン的要素を味わう一品に仕上がっています。
また全体の8割ほどにデミグラスソースが掛かっているのですが、ソースがかかって柔らかくなった部分と、かかってないカリッカリ部分との食感の違いも楽しめます。

調査結果
上から見ても迫力満点! 厚さも3cmくらいあるので、全体としてのボリュームはまさにデカ盛り。食べる場所ごとに、一口ごとに食感の変わる熱々トロトロのクリームコロッケは、おかずとしての相性も抜群です。
ランチということでライスとみそ汁が付く定食構成なのですが、ご飯が進み、あっという間の完食となりました。
・・・・・・・
『シエル』では今回紹介したクリームコロッケランチ以外に、トンカツやチキンカツのランチもカツが2枚のっていてボリューム満点。学生街にある昔ながらの洋食屋という側面もあって、取材中も絶えず人が訪れていて、昔から続く人気のお店という感じでした。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
シエル
住:京都府宇治市槇島町三十五56-5
TEL:0774-20-1782
営:11:00~14:00
休:木曜日
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。