「私たちの未来は、私たちで作る!」
サステバ」は、あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」、
もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組です。

今回もリスナーのみなさんからいただいたモヤモヤを紹介しました。

先日、駅の階段の下から2段目位のところで足首をひねって剥離骨折してしまいました。

整形の先生にさらっと「左足は絶対に床につけないで生活してね」と言われました。
松葉杖も貸してくれましたが、何しろ慣れないので転倒も怖くて。
また、一人暮らしなので、「足をつけないで生活する」というハードルがとてつもなく高いのです。

私は看護師をしていて包帯の巻き直しなどは自分でできるので、まだ恵まれている方だとは思います。
ただ、医療関係者なのに今まで「一人暮らしの人の怪我」に思いが至りませんでした。

仕事もできず、隔絶された中に数週間いると、「なぜ、こんな事になってしまったんだろう?」とメンタルがやられます。
お金を出してお手伝いさんを雇えるような人以外は困り果てるだろうなと思いました。

日本は、確実に一人暮らしの人は増えています。
お年寄りでなくても、整形外科や行政で「一人暮らしでケガした人」の生活支援などが広がるといいなと思います。

小泉: たしかに。

大石: 気がつきませんでしたね。

小泉: 私も、腕は骨折したことがあるんですけど、足はないので。過去に右手を2回骨折していまして、左手がすごく器用になったんですよね。だから、2回目はそんなに困らなかったんですよ。

大石: うん。

小泉: ロケ先でケガをしたんですけど、3日くらいはそのまま撮影を続けて東京に戻ってから治療をしようとなったんです。帰るためのパッキングだけがちょっと大変でした。

上村: そうですよね。服を畳んだりも、難しそう。

小泉: でも、足だったらちょっとお手洗いに立つとか…

上村: お風呂に入るのも大変ですよね。

小泉: それは私も想像がここまで(及んで)なかったです。長期的に治らない、という人には多分、色々な支援とかシステムがあると思う。数週間、数ヶ月の人には(支援が)ないかもしれないね。

大石: あまり聞いたことがないかもしれない。「元気でしょ?」って言われちゃいそうですもんね。

上村: メッセージの中にもありましたが、一人暮らしの方は増えているんですよね。
厚生労働省の調査では、現在、日本で最も多い世帯は一人暮らしです。

大石: そうなんだ!

上村: なんと、全国の世帯の1/3を超える、およそ 1900 万世帯が一人暮らし。
つまり、最も一般的な暮らし方が「おひとりさま」ということですね。 かつて標準とされていた「夫婦と子ども」の世帯は 24%ほどに減少していて、「サザエさん」のような、三世代同居の家庭はわずか 3%となっています。
にぎやかな大家族の風景は少なくなって、今は、ひとりで生きることが、特別ではありません。

小泉: だとしたら、一人暮らし用に変わっていくべきかもしれないですよね。

大石: きょんさんは一人暮らしですよね。もし、足を骨折したらどうするんですか?

小泉: 私だったら…友達とか、会社の子とかに買い物を頼んだりするんだろうなと思います。実際、腕を骨折した友達には日替わりでみんながシャンプーしに行ってあげるとか、そういうことはありました。

一人暮らしでも、私のように友達とかコミューン的なものがある人はなんとかできるかもしれないけど。

大石: みんながみんな、そうじゃないですもんね。

小泉: 慣れていない土地で一人暮らしをしている人とか、大変かもしれないね。

上村: そういう時に、ちょっとだけでもお手伝いに来てくれるサービスがあると助かりますよね。

小泉: もしかしたら、そういうサービスのマッチングとかで見つかるかもしれないけど、全く知らない人で個人だと少し怖い、とかもあるかも。

上村: そうですよね。ちゃんと身元もわかって、どこかに登録されている人なら安心かもしれないですけど、家に入ってもらうのも抵抗があったるすると難しそう。

小泉: あと、お金がかかるというのもあると思う。

大石: こういうのって、どこかの政党とかが「一人暮らしを支援します」って言っても良さそうだけど。

小泉: 言っている人もいるんですかね、ちょっと調べてみたいですね。

大石: うん。

小泉: メンタルがやられちゃう、でもいつか治るから、頑張って治してください!

上村: もう一通ご紹介します。

今まで、仕事に全身全霊、命をかけて頑張ってきたのですが、今年はどうにも上手く行かず、人生初の「推し活」というものを始めました。
そう、小泉今日子さんの推し活です。

ファンクラブに入り、ファンミーティングに参加し、この後舞台も観に行く予定です。
しかし、来年の還暦あたりを機に活動をお休みされるとラジオでおっしゃっていました。
推し活ができなくなるのかと思うと寂しくなります。

みなさま、推し活のような好きな事が出来なくなるときってどうしてますか?


小泉: これは、私は推し活で経験してます。BTSが全員同時に兵役に行ってしまう。どうなるんだろうと思っていたんですが、彼らはそれまでに色々な撮影やレコーディングをしてくれて、「わぁ!」と思うことを小出しにしてくれていたんです。

上村: そうなんですね!

小泉: なので、「逆に忙しいんだけど!」みたいな感じになって。笑

大石: (笑)

小泉: 私の場合も、色々なことを考えていますので期待してください。

大石: かえって忙しくなるかもね。

小泉: それで、好きなことができなくなる時、どうしたらいいのか…

上村: 大石さんは阪神タイガースですか?

大石: 阪神タイガースがなくなるなんて、想像したこともないからなぁ。

上村: シーズンオフ中も話題は尽きないですもんね。

大石: シーズン終わると一瞬寂しい。でも、すぐに自主トレとかが始まるから1ヶ月くらいですけどね。
さえちゃんは?

上村: 私はディズニー…作品もあるし、音楽もあるし、むしろ忙しいって感じです。それ以外にも趣味はあるので、他のことをして気を紛らわせるっていう感じですかね。

小泉: そうだね。

上村: でも、人生初の推し活で推し始めたのに…っていう気持ちはあるかもしれないですね。

小泉: 私の肉体は休みますけど、色々準備しているんです。そのためにファンクラブを作ったようなものなので。

大石: そうなんですか。

小泉: クローズドでみんなにお知らせをしたり、提供できたらいいなって。ファンクラブを作ったら「今こうしてるよ」って言える感じ。

大丈夫です、期待してください。

全国一斉に花火を打ち上げよう!12月5日は「還暦花火の日」


番組後半は日本に誕生した新しい記念日「還暦花火の日」を紹介♪
12 年で一巡する干支が 5 回巡って、生まれた年の干支に戻る60 歳の「還暦」。その「12 と 5」にちなんで生まれたのが、12 月 5 日、「還暦花火の日」。
この日、全国一斉に、60 発の赤い花火を打ち上げよう!という動きが広がっています。
発起人の井出直美さんにお話を伺いました。

きっかけは、私が、還暦を迎えるということだったんですけどね、還暦を祝う日ってないなって。
成人式とか七五三とか、子どものお祝いみたいなものってあるけど、大人のお祝いの日ってないじゃないですか。

 私、別に、誕生日なんて、普段と同じ日だと思っていたんですけど、今年はけっこう感慨深かったんですよ。
いろんなことあったよな、これからどうやって生きていこうかみたいなことも考えますし。

60 歳ぐらいになると世の中のコミュニティとかにあまり属さずに、なんとなくひとりぽっちになっているような感覚を持つ人がいるんだなって、感じたこともあったので。
みんな 60 歳だよ、みんな一緒だよ、これからまだまだ私たち現役で頑張れるし、もっともっと世の中のために頑張っていこうよって思う、きっかけの日があったらいいなと思ったんですよ。

人って、上を見るだけでげんきになるんですよね。
これは科学的に証明されているんですよ。
上を見たそこに、美しい日本の花火が咲き誇っていたら、花火の音と振動、そして火薬の匂いがする臨場感って、「同じもの、見たよね」っていう会話が、そこにいなかったとしても、通じあっちゃうんですよ。

ただただ、私の妄想から始まった話だったんですけど、花火屋さんに話をしてみたら、「面白いじゃないですか」って言ってくれて。
そしたら、賛同してくれる人がいて、ボランティアでもいいから参加したいですって言ってくださる人が出てきてね。
一人一人の力ってこんなに強いんだなって感動しているところですね。

基本的に、歳を取ればとるほど、「人生って、ままならないな」って思うことが増えるじゃないですか。
だけど、ままならないなって思いながらも、どこかに希望を持って生きていて、自分の希望っていうのが、ワクワクとかドキドキに触発されたときに、人はつながるんじゃないかなって思いましたね。

小泉: とってもいい企画だと思います。

大石: 素敵ですね。

小泉: そういえばそうだよね、って。昔でいえば長寿のお祝いだったり、干支が1周して赤ちゃんに戻る、みたいなものはあるけど、日にちが決まっていてみんなで集まってお祝いするのもありかも。「花火見に行こう!」とか、いいよね。

大石: 違う世代の人も楽しいですもんね。

上村: 大人の誕生日を祝い節目ってなかなかないですよね。

小泉: それぞれ、還暦、古希、米寿とかはあるけど、日にちとしてみんなで楽しめるのは盲点だったかも。しかも、冬に赤い花火とか、めっちゃよくないですか?

上村: 素敵ですよね。

小泉: 定着したらいいな。

大石: 還暦の人、かっこいいの。

小泉: まだまだ60歳、みなさんお元気ですし現役感がある方が多いですから。かっこいいって思われたら嬉しいですよね。

上村: 今年が第1回となるわけですが、夜の 7 時から、全国一斉に、「赤い花火 60 発」を打ち上げます。

小泉: すごい!

上村: 賛同の輪が広がっていて、わずか2週間で、全国 77 の花火事業者が参加を表明。現在もクラウドファンディングを実施中です。すでに、全国 11 か所での打ち上げが決定していますが、もっともっと増えるかもしれないです。

大石: うちの近くでもやってほしい!

小泉: まだあまり知られていないかも。私はちょっと、支援したいと思います!私、(還暦)来年だし!

TBSラジオ『サステバ』より抜粋)

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